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授業科目名 科学系 人類の知識のフロンティア
時間割番号 063402
担当教員名 川村 隆明
開講学期・曜日・時限 後期・月・II 単位数 2
<対象学生>
全学生対象(工学部8年次生以上を除く)
<授業の目的および概要>
自然科学とくに物理学がこれまで果たしてきた役割とその内容について学習する。新しい知識とはそれがみつけられたときは、常識から外れたことだったはずである。一方、常識から外れることはそれほど容易ではない。新しい考え方・事実を見つけた人はどうやったのだろうか、また人は新しいものをどうやって作り出してきたのだろうか、ということに重点をおく。
<到達目標>
一つの講義には一つ以上の新たな知識につながった視点が必ずあるので、その点に気づき、理解すること。これを繰り返すことにより、新たなものを見出すのに必要な視点が身に付くことが望まれる。
<授業の方法>
1回ずつ話題を選び講義を行う。講義内容に関連した小問について解答してもらうことがある。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 70  %論理的思考能力、授業理解力、知的好奇心と探究力、表現力。 
2平常点/出席点 30  %日常的勉学努力。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
講義は初めから聞かないと分からなくなるので遅刻をしないこと。教科書はとくにない。参考書は必要なものについて講義の中で紹介する。講義の中から一つでも二つでも興味の持てるものが見つかると良いと思います。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
力学・電磁気学・熱力学などについて具体的な例を通して5回〜6回講義する。<BR>具体的には1)経度の問題、2)宇宙の誕生、3)地球は本当に丸いか、<BR>4)エネルギー変換、など。<BR>つぎに物理の見方を学習するため、ミクロな見方とマクロな見方について、いくつか<BR>の例を通して紹介する。<BR>1)ものを見るとは?、2)シナジェティクスとは、3)科学する心、など。<BR>最後に現在行なわれている研究の一端をわかりやすく紹介する。<BR>1)ナノテクノロジーについて、2)新しいデバイスの開発、など。<BR>これらの講義を通じて、物理学を中心とする自然科学の果たしてきた役割や、我々の価値観に影響を与えて来た点を理解できるようにする。