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授業科目名 社会系 科学・デザイン・コミュニケーション
時間割番号 063230
担当教員名 鳥養 映子/(   )
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
科学と人間のよりよい未来を築くために構成された,デザイン学とコミュニケーション学を学ぶことにより,異文化・異分野に共感する知情意(知識,感受性,意識)の力を磨く.<BR>デザインを通じたコミュニケーションによって新しい価値の創造活動を行うデザイナーと,これまで成り立ちにくいと考えられていた科学者と市民の間の科学に関するコミュニケーション学を開拓してきた2人の研究者によるオムニバス形式の講義と実践学習を行う.異なる文化的背景を持つ3人の先駆者の講義を一巡したあとで,3人が集まって「科学・デザイン・コミュニケーション」という外題の謎解きを行う.
<到達目標>
1.デザインとエンジニアリングのよりよい関係を理解し実践できる.<BR>(1)デザインはエンジニアと協力して、お互いに持つ夢や希望を相互に高めあい、<BR>   より高次元で実現することを理解できる.<BR>(2)あなたがここに学ぶ理由,あなたが感動したことをプレゼンテーションしよう。  (演習 一人3分)<BR>2.異文化・異分野に共感しそれを伝えることができる.<BR>(1)インタビューとプレゼンテーションを実践できる.<BR>(2)科学館の展示などをこども達に紹介できる.<BR>3.科学コミュニケーションの基礎を理解し,実践できる.
<授業の方法>
10月13,20,27(土)2から5時限の3日間で,下記の集中講義を実施する.<BR>第1回 10月13日(土)馬場了先生<BR> (デザインオフィースクルー主宰,日大芸術学部講師,グッドデザイン賞選考委員)<BR> 「グッドデザインはグッドコミュニケーション」<BR>第2回 10月20日(土)平田光司先生(総合研究大学院大学教授,学長補佐)<BR> 「科学と社会:異文化と共感する能力とは?」<BR>第3回 10月27日(土)横山広美先生(東京大学准教授)<BR> 「科学コミュニケーション」<BR>バネル討論 「謎解き」 10月27日(土)パネリスト 馬場,平田,横山<BR><BR>そのほか、3コマは日本大学芸術学部のデザイン発表会の見学にいきます。(予定は追って連絡します)<BR>その他:グッドデザインプレゼンテーション(GDP,8月24-26日,東京)を見に行こう!<BR>GDPは、今年のグッドデザインの一大プレゼンテーション、企業のデザイン最先端の紹介、学生の汗水たらした修行の結果が見える。日本最大のデザインプレゼンテーションだ。必見!(日時,墓所,連絡方法については,CNSで連絡する).
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1平常点/出席点 50  %3回の講義のうち2回(または2/3)以上出席し,議論や実践に参加する. 
2発表/表現等 50  %各回の午後に実施されるプレゼンテーションで講義の成果を発表する. 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
コミュニケーションとは、人の心にあなたの意図を伝えることにより期待するアクションを導き出す一連の行為のことだ!良いサイエンスコミュニケーションは、自身の研究の実りが多くなるというご利益がある。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. サイエンスコミュニケーションのひろがり 縫い目のない文化を実現するために, 文部科学省 科学技術政策研究所,
    (2005年7月 )

  2. 馬場了河合正嗣, 「アイデア」量産ノート, 明日香出版社, ISBN:4756906748
  3. 馬場了河合正嗣, 〈ヒット!〉商品開発バイブル, 明日香出版社, ISBN:4756904027
  4. 松本三和夫, 知の失敗と社会―科学技術はなぜ社会にとって問題か, 岩波書店, ISBN:4000238108
<授業計画の概要>
1.グッドデザインはグッドコミュニケーション<BR>(1)デザインは結果だ。良い色と形はコンセプトのグッドコミュニケーション<BR>(2)GDPにみる2007年グッドデザイン受賞商品のコミュニケーション<BR>(3)私の心に残る感動のグッドコミュニケーションとプレゼンテーション<BR>(4)あなたの心に残る感動のコミュニケーションをプレゼンテーションしよう<BR>   (演習 一人3分)<BR>2.科学と社会<BR>(1)異文化と共感する能力とは?<BR>(2)失敗の科学技術史<BR>(3)博物館学<BR>3.科学コミュニケーションの基礎<BR>(1)科学コミュニケーション概論<BR>(2)科学と芸術<BR>(3)インタビューの理論と実践<BR>(4)ニセ科学を含む科学と社会の問題<BR>4.パネル討論:謎解き「科学・デザイン・コミュニケーション」