授業科目名
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人間活動と交通
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時間割番号
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063228
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担当教員名
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門野 圭司
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開講学期・曜日・時限
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後期・火・V
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単位数
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2
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<対象学生>
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(未登録)
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<授業の目的および概要>
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交通体系の形成に影響を及ぼす各種要因の複雑な相互作用のあり方を分野横断的なアプローチにより解き明かす作業を通じて,交通体系の形成という複合的な現象を幅広い視野の下で認識する.<BR> また,持続可能な社会に適合的な交通体系の実現のために克服すべき諸課題を複眼的・総合的な見地から特定し,現時点での「持続可能性概念」の理論的到達点である「自然環境保全を基礎としつつ社会の安定化や経済発展にも配慮」を体現する「持続可能な福祉社会」の具体像に迫る.<BR> さらに,地球温暖化や資源・エネルギーの枯渇,中心商店街の衰退や交通弱者の交通権,人口減社会の到来など,さまざまな領域における交通に関わる諸課題の克服を可能とする,持続可能な社会に適合的な交通体系を実現するための具体的な方策について検討する.
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<到達目標>
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甲府盆地における交通体系の形成という現象を,多角的に理解することができるよう,複眼的な視野を身につける.<BR> 人文・社会科学と自然科学の双方の知見を分野の壁を超えて重ね合わせる試み(異分野間連携教育・研究)の重要性を理解する.
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<授業の方法>
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講義を原則とするが,必要に応じて討論の時間も設ける.<BR>講義レジュメやプリント,情報機器類を適宜用いる.
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート課題 | 60 % | 理解力,論理的思考力 | 2 | 平常点/出席点 | 20 % | リアクション・ペーパーの記述内容 | 3 | 発表/表現等 | 20 % | 授業中の発言内容 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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(未登録)
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<テキスト>
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- 特になし
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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講義の中で各担当者が現状分析(である論),政策・技術の検討(できる論),規範論(べき論),歴史過程の把握(こうなった論)をすべて網羅しつつも,基幹科目「持続可能な都市を構想する」:総論,「人間活動と交通」:各論という科目間の役割分担を意識して,「人間活動と交通」では,どちらかというと,歴史過程の把握および政策・技術の検討に重点を置くこととする.<BR><BR>〔講義テーマおよび担当者:専門分野〕<BR>交通輸送路の歴史的発展(高橋:科学技術論)<BR>交通手段選択の数理モデル(伊藤:応用解析学)<BR>交通政策の行財政システム(門野:公共政策)<BR>持続可能な交通体系の構想(北村:都市計画)<BR>公共交通機関の活性化におけるICTの可能性(豊木:情報科学)<BR>交通分野における再生可能エネルギーの応用(島崎:エネルギーシステム工学)<BR>総合討論(全員)
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