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授業科目名 社会系 知的財産法概論
時間割番号 063216
担当教員名 田中 正男/波田野 晴朗/牛久 健司
開講学期・曜日・時限 後期・金・III〜V 単位数 2
<対象学生>
学部生
<授業の目的および概要>
知的財産法には特許法、商標法、意匠法、不正競争防止法、半導体チップ法(半導体集積回路の回路配置に関する法律)、種苗法、著作権法等があるが、本講義は産業財産権法(特許法、実用新案法、意匠法、商標法)を中心とし、著作権法、不正競争防止法などにも触れ、知的財産法全体の概要を理解することを目的とする。<BR>同一日に第3限と第5限の講義を行います。
<到達目標>
知的財産法の全体像を概略理解していること。特許庁の電子図書館を使い先行文献の検索ができること。
<授業の方法>
講義形式
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 30  %講義内容の理解度 
2小テスト/レポート課題 30  %課題の捉え方 
3平常点/出席点 20  %出席率 
4発表/表現等 20  %発表内容、プレゼンテーションの良否 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
我が国は2002年11月27日に知的財産基本法を成立しました。基本法は、今後政府が発明や著作物といった知的財産の創造、保護及び活用を推進するための基本的方針を定めたものであり、我が国が今後「知的財産立国」として歩むことを標榜したものです。<BR> 一方において私たちの身近にはたくさんの知的財産がありますが、これらがどのように保護されているのか、また、どのように活用されているかを学びます。
<テキスト>
  1. 特許法概説 第13版 , 有斐閣, ISBN:4641902089
  2. 斉藤瞭二, 意匠法概説, 有斐閣
  3. 網野誠, 商標法, 有斐閣
  4. 工業所有権逐条解説 第16版, 特許庁, ISBN:4827100047
  5. 企業人・大学人のための知的財産権入門, 東京化学同人, ISBN:4807906186
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回 知的財産法の全体像、基本原理、学習方法について学ぶ。<BR>第2回 特許法の法体系を理解する中で、法目的、特許登録要件(発明の新規性、進歩性等)等について学ぶ。<BR>第3回 特許出願、特許権の取得等の手続き、および先行特許出願の調査方法(特許庁電子図書館の利用方法)について学ぶ。<BR>第4回 特許権の効力、権利の制限、および特許侵害訴訟にかかる著名な判例について学ぶ。<BR>第5回 実用新案法、意匠法の法体系を理解するなかで、法目的、出願手続き、登録要件、権利の効力・制限等について学ぶ。<BR>第6回 商標法の法体系を理解するなかで、法目的、出願手続き、登録要件、権利の効力・制限等について学ぶ。<BR>第7回 著作権法の法体系、及び産業財産権法との違い、著作権の客体等について学ぶ。<BR>第8回 著作権の権利主体、著作権を構成する各権利の概要について学ぶ。<BR>第9回 著作権の制限、保護期間、および著名な判例について学ぶ。<BR>第10回 キャラクターの保護、および商品化について学ぶ。<BR>第11回 不正競争防止法の法体系について学ぶ。<BR>第12回 不正競争防止法にかかる著名な判例について学ぶ<BR>第13回 最終試験<BR><BR>○日程<BR><BR>第1回、2回 10月12日(金)<BR> <担当講師 牛久健司><BR>・ 第3限:知的財産法入門(知的財産権の全体像と基本原理等)<BR>・ 第5限:特許法(法目的、特許登録要件等) <BR>第3回、4回 10月26日(金)<BR><担当講師 牛久健司><BR>・ 特許法(特許出願、先行技術調査等)<BR>・ 特許法(特許権の効力、侵害訴訟等)<BR><BR>第5回、6回 11月9日(金)<BR><担当講師 牛久健司><BR>・ 実用新案法、意匠法(法目的、出願手続き等)<BR>・ 意匠法、商標法(法目的、出願手続き等)<BR><BR>第7回、8回 11月16日(金)<BR><担当講師 田中正男><BR>・ 著作権法(法体系、産業財産権との相違点、権利主体等)<BR><BR>第9回、10回 11月30日(金)<BR><担当講師 田中正男><BR>・ 著作権法(著作権の効力、保護期間、判例等)<BR><BR>第11回、12回 12月14日(金)<BR><担当講師 波田野晴朗><BR>・ 不正競争防止法(法体系、判例等)<BR><BR>以上