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授業科目名 社会系 子ども像の変遷と教育
時間割番号 063209
担当教員名 寺崎 弘昭
開講学期・曜日・時限 前期・水・II 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
 「子ども」という言葉がどのようなイメージ(心象)や感情を喚び起すか、「子ども」というものをどのようなものとして把握しているかは、時代と社会により異なります。本講義では、主として「子ども」を描いたさまざまな図像を窓口として、「子ども」についての心性史研究等による知見にももとづきつつ、「子ども」観の諸相とその変遷を理解することを目的とします。
<到達目標>
・「子ども」史研究の概略を知る。<BR>・「子ども」という問題への関心をもつ。
<授業の方法>
基本的には、プロジェクターで提示する資料と、配布するプリントとによる講義。数回の小レポートを課す。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 50  %授業理解力・知的好奇心・論理的思考 
2小テスト/レポート課題 20  %知的好奇心・論理的思考 
3平常点/出席点 30  %日常的勉学努力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
原則としてすべて出席するつもりの人のみ、受講することができます。これに該当しない場合は、決して履修申告をしないように。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. アリエス , <子供>の誕生, みすず書房, ISBN:4622018322
  2. 森洋子, 子供とカップルの美術史 , 日本放送出版協会, ISBN:4140019514
  3. 比較家族史学会監修, 父親と家族─父性を問う, 早稲田大学出版部, ISBN:4657989448
<授業計画の概要>
以下、予定。<BR>1. イントロダクション―子どもと大人のインターフェース<BR>2. アリエス・インパクト<BR>3. 聖母子像の変遷と世俗化<BR>4. 家族の肖像と子ども<BR>5.〜6. ライフサイクルのなかの子ども<BR>7.〜8. 近代家族と教育<BR>9. 胎児と母親<BR>10.〜11. 『白雪姫』の変容<BR>12. ロマン主義的子ども像<BR>13. 子どもの性化と告白<BR>14. 「原始子供」と生活綴方教育