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授業科目名 社会系 ジェンダーと子ども
時間割番号 063208
担当教員名 秋山 麻実
開講学期・曜日・時限 前期・火・V 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
ジェンダーとは、性別によって人間を振り分けるときに私たちが用いるさまざまな要素の総体である。したがって、ジェンダーは日常的なふるまい、服装、好み、性質といった種々の局面に「らしさ」として現れ、「常識」や「多さ」、「普通さ」を理由に規範的に作用する。本講義では、ジェンダーが子どもの育つ過程でどのような意味をもつのか、子どもにどのような影響を与え、子どもがどのように文化として継承し、創造していくのかといった問題をとりあげる。
<到達目標>
ジェンダーという概念について、詳しい知識をもつこと。<BR>性別による社会的な差異について、「常識」をそのまま受け止めるのではなく、政治的な視座をもって自分で考えることができるようになること。
<授業の方法>
原則的には講義形式をとるが、私たちが日常意識しないことに対して目を向けるために、学生間の簡単なディスカッションや発表も行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 60  %レポート:調べて書いていること。その結果を反映して自分の意見を組み立てていること。 
2平常点/出席点 10  %自筆で、授業の内容をふまえた感想を書くミニ・レポートで数えて11回以上出席していることが、単位取得の条件となる。 
3発表/表現等 30  %ディスカッションに参加していること 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
討論の機会や、自分の考えを発表する機会を多くもつ予定です。ものごとを疑い、自分で考えることの面白さを味わうために、ぜひ主体的に参加してください。日常に対する疑問や再考の姿勢を持つこと、互いが持っている多くのアイディアが、互いを刺激し、考えを深めることを自覚して、授業に臨んで欲しいと思います。
<テキスト>
  1. 授業の内容に関連する文献を随時紹介する。
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1.オリエンテーション<BR>2.女/男に生まれて・・・<BR>3.名付けるということ<BR>4.服装とふるまい<BR>5.6.ジェンダー再生産装置としての学校<BR>7.8.性教育とジェンダーフリー教育とその「問題」<BR>9.新しくて古い「家族」論<BR>10.11.男の子って何でできてる?〜もじゃもじゃペーターからハリー・ポッターへ<BR>12.13.女の子って何でできてる?〜「姫」にならない選択<BR>14.15.「ジェンダー」論再考<BR><BR>なお、ディスカッションや感想の結果によって、授業内容を変更する可能性があります。