授業科目名
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日本国憲法
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時間割番号
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063206 D
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担当教員名
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神尾 将紀
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開講学期・曜日・時限
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前期・火・V
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単位数
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2
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<対象学生>
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全学生対象 但し、「052006 日本国憲法A」「052007 日本国憲法B」の単位を取得した学生は履修できません。
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<授業の目的および概要>
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日本国憲法の成り立ち、日本国憲法の基本的な原理、日本国憲法の下での政治制度の概要を確認したのち、日本国憲法の下で保障されている基本的人権の概要を平易に解説していきます。とくに、社会で話題になったり、みなさんが興味の沸くような、基本的人権に関する事件・判決をなるべく多く紹介する講義にします。
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<到達目標>
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何よりもまず、今現在、日本国憲法を取り巻く政治問題や人権問題にセンシティヴになっていただきたいです。さらに、みなさんは法学部生ではないので、あまり専門的で難しいことよりも、新聞・テレビなどで報道されているニュースや、みなさんの実生活の中で遭遇している様々な事象について、さりげなく憲法的・法的に考えられる力を養えれば幸いです。
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<授業の方法>
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それなりの人数になることが予想されますので、講義形式で行うことになります。それでもなお、教員側が一方的に話すだけではなくて、みなさんのリアクションを見ながら、やさしく語りかけていきます。具体的には、テキストを使用して、板書をしながら講義を進めます。また、適宜、授業進度に合わせて、テキストの用語解説をしたり、授業で扱う事件・判決の内容を補足したりするためのプリント、あるいは、時事問題を扱うために新聞記事などのプリントを配布していきます。さらに、みなさんとの心の交流を促進するために、毎週、CNSに授業連絡をかねて色々と書き込みをするかもしれません。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:定期試験 | 50 % | 「持ち込み可」にしますので、時間制限のあるレポートとして考えてください。 | 2 | 平常点/出席点 | 50 % | 毎回、ICカードで、授業の「最初と最後の2回」出欠を厳格にとります。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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この授業の開講時間は毎週5限ですので、授業が終わるのが18時と比較的遅い時間(前期はまだ外が明るいのですが、後期は外が真っ暗)になりますので、それを覚悟して履修してください。また、メリハリをつけつつも、できればなるべく楽しい授業にしたいと思っていますので、みなさんにも色々とご協力をお願いします。
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<テキスト>
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- 初宿正典ほか, 目で見る憲法(第3版), 有斐閣, ISBN:9784641130234,
(税込1680円)
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<参考書>
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- 高橋和之ほか, 憲法判例百選?(第5版), 有斐閣, ISBN:4641114862
- 芦部信喜, 憲法(第4版), 岩波書店, ISBN:4000227645
- 野中俊彦ほか, 憲法?(第4版), 有斐閣, ISBN:4641129983
- 大沢秀介, 憲法入門(第3版), 成文堂, ISBN:4792303656
- 大沢秀介ほか, 東アジアにおけるアメリカ憲法, 慶應義塾大学出版会, ISBN:4766412974
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<授業計画の概要>
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第1回 はじめに<BR><BR>(第1部)日本国憲法の誕生とその基本原理<BR> 第2回 日本国憲法の誕生<BR> 第3回 日本国憲法の基本原理<BR><BR>(第2部)人としての基本的権利<BR> 第4回 権利の主体<BR> 第5回 生命・自由・幸福追求権<BR> 第6回 法の下の平等<BR> 第7回 精神的自由<BR> 第8回 経済的自由<BR> 第9回 通信の秘密・住居の不可侵<BR>第10回 法定手続の保障・人身の自由<BR>第11回 社会権<BR>第12回 参政権<BR>第13回 国務請求権<BR>第14回 国民の義務<BR><BR>第15回 学期末試験<BR><BR>*みなさんのリアクションを見ながら、授業進度を調整することもありますし、また、時事問題を重点的に扱うこともありますので、必ずしも、この予定通りに進まないかもしれませんことを予めご了承ください。
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