授業科目名
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教育史を通して見る日本の近代
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時間割番号
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063014
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担当教員名
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阿部 茂
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開講学期・曜日・時限
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前期・火・I
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単位数
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2
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<対象学生>
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全学生対象
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<授業の目的および概要>
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現代の教育の課題を、歴史的視点を通して考察するための考え方と史資料の読み方を提示する。とくに幕末・明治以降現代に到る産業化(近代化、文明化)の進展と教育の変遷との関連をたどることによって、現代の教育・学校・子どもをとりまく状況とそこから生ずる課題を理解してもらうとともに、それへの対応の方途を考える。
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<到達目標>
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現代の教育課題について、授業内容をふまえて史資料や参考文献を読むことにより、その歴史的背景を考察することができる。
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<授業の方法>
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授業は、講義形式を中心としつつ、史資料の読解にも多くの時間を割く。また、毎回授業の最後に、質問・感想等を書いてもらう。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:定期試験 | 50 % | (期末レポート)授業内容を理解し、史資料・参考文献を探索し、それらをもとに論理構成したレポートを作成したかどうか。 | 2 | 小テスト/レポート課題 | 25 % | 毎回の授業についての的確な質問、感想等を記しているかどうか。 | 3 | 平常点/出席点 | 25 % | 2/3以上の出席しているかどうか。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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・改めて言う必要はないはずであるが、自分の頭と体でものごとを考えてほしい。レポートの執筆においてインターネットのホームページから、正当な引用の条件を逸脱して切り貼りをした場合については、試験におけるカンニング行為と同じとみなして、厳しく対応するので、充分に注意してほしい。<BR>・史資料を通して歴史を読む作業が多いので、ただ講義を聴くだけというような態度で授業に臨まないでほしい。出典を明記した資料を多数配布するので、そのうちの何点かについては必ず自分で原典に目を通してほしい。
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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1.導入──学校の今日的状況をどう見るか<BR> ・外国人研究者の見た80年代日本の学校教育<BR> ・学校の今日的状況<BR> 2.「国民不在」の前近代から近代の国民形成へ<BR> 3.福沢諭吉の『文明論之概略』に見る文明化の様相<BR> 4.文明化と近代学校教育との関わり<BR> 5.文明化と家庭教育との関わり<BR> 6.文明化と社会教育との関わり<BR> 7.文明化のもたらすフィクション(その1)<BR> ・家族制度、「家族国家」<BR> 8.文明化のもたらすフィクション(その2)<BR> ・「隣保共助の旧慣」(ムラ社会の相互扶助の慣行)<BR> 9.文明と非(半)文明との相剋と癒着<BR> ──福沢諭吉と柳田國男を通して考える<BR> ・資本主義的自由競争の排他性<BR> ・前近代的二重倫理の排他性<BR> 10.現代社会と教育──教育課題の社会背景<BR> ・脱産業社会の時間意識・労働意識・教育意識<BR> ・子どもをとりまく状況<BR> 11.いくつかの問題提起<BR> ・子どもの身体をめぐって<BR> ・自己決定について<BR> ・世代間倫理について<BR>(上記の数字は、順序を示すもので、必ずしも1回の授業で1つの項目を扱うわけではない。)
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