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授業科目名 文化系 日本文学作品論I
時間割番号 063002
担当教員名 池田 尚隆
開講学期・曜日・時限 後期・金・III 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
 『源氏物語』を講読します。<BR> 高校までの古文学習によって身に付けた力を、皆さんは過小評価しています。懇切な注釈書を使えば、難しいとされる『源氏物語』も、かなり読むことができるのです。<BR> この講義は毎回30ページほどの予習を課し、出席者の感想・疑問を発展させていくかたちをとります。強制的であっても、とにかく読んでみる。そうすれば、自分が意外に読めること、楽しめることがわかります。その経験の手助けをし、『源氏物語』、あるいは日本の古典文学の魅力を知ってもらう、それがこの講義の一番の目的です。<BR> 今年度は「桐壷」巻から「末摘花」巻までを読みます。
<到達目標>
 日本の古典文学作品の中でも難しいとされている『源氏物語』を読む力があることを自覚する。また、その力を伸ばす。<BR> 『源氏物語』のさまざまな魅力を理解する。
<授業の方法>
 講義。毎回予習した部分の感想(数行程度の短いものでよい)を提出してもらい、それをもとに授業を進める。また、出席者の発言を求める。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 50  %自分自身が読んだうえでの感想かどうかを最も重視する。 
2平常点/出席点 50  %指定された部分を読んできたかどうかを確認する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 出席者の感想と発言を中心に授業を進めるので、必ず予習し、積極的に発言してください。
<テキスト>
  1. 新潮日本古典集成 『源氏物語 一』, 新潮社, ISBN:4106203014
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1〜2週   授業の進め方と『源氏物語』についての説明<BR>3〜5   「桐壷」巻講読<BR>6〜7   「帚木」巻講読<BR>8   「空蝉」巻講読<BR>9〜10  「夕顔」巻講読<BR>11〜12 「若紫」巻講読<BR>13〜14 「末摘花」巻講読・まとめ