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授業科目名
担当教員
特別講義第一
(  )
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
284050 2 C 4 集中 (未登録) (未登録)
[概要]
建設工事においては、工事中に発生が予想される様々なリスクに対し、予めどのようなことを考えておく必要があるか、実際に事故等が生じた場合にどのような対策をどのような手順で講じればよいのかなどを把握しておく必要がある。これは「リスクマネジメント」と呼ばれており、建設分野においては、今後その重要性が益々高まると言われている。本講義では、リスクマネジメントの概要と基礎知識について、実務経験に基づきながら教授する。(高橋)
建設工事における二律背反の要求と地盤工学の役割について学ぶ。(龍岡)
港湾工学は、特別講義第一における科目の一つである。この講義では、社会基盤施設の中で重要な役割を担う港湾とその施設について基本的な理解を深めるとともに、港湾計画の内容および港湾施設の空間設計の基本的考え方などを中心に学習することを目的とする。具体的には、港湾の変遷と現状、港湾の種類と施設、港湾行政などの概説を行い、次いで港湾計画・設計の基礎的考え方を学習する。そして、港湾需要の実態とその将来動向について、最新の調査データの紹介および具体的な港湾需要予測方法の解説をわかりやすく行う。(金井)
[具体的な達成目標]
リスクマネジメントの概要と基礎知識を理解する。(高橋)
各種建設工事への地盤工学の応用例を理解する。(龍岡)
基本的な港湾計画の進め方を理解する。(金井)
[必要知識・準備]
統計確率論の基礎知識を習得していることが望ましい。(高橋)
土質力学、土質工学、構造力学(龍岡)
港湾工学の受講に際しては、港湾計画ならびに設計に関連して、土木環境工学における計画系の科目で扱う計画手法や分析方法などに関する基礎知識を習得できていることが望ましい。ただし、この点は講義の段階で、その基礎知識に関する確認を行う。(金
井)
[評価方法・評価基準]
各担当教官の評価に基づき、これらを総合して評価を行う。  
出席(30%)とレポートの成績(70%)に基づき評価する(高橋) 
出席とレポートの評価(龍岡)
港湾工学の成績は、授業出席、レポートの提出のそれぞれの成績に基づき判断する。(金井)
[教科書]
  1.  特に指定はしない。
[参考書]
  1. 高橋: 必要に応じて資料の配布,参考書の提示を行う 龍岡: 特に無し 金井: 港湾工学の出版物の紹介を講義時に行う。
[講義項目]
1.リスクマネジメントの概要と基礎知識
2.リスクマネジメントの実例  (以上 高橋)

現在は、ポストバブル時代であり、また1995 年阪神淡路大地震において構造部が大被害を受けたと言う経験をした後である。現在、建設工事においてはコスト低減と構造物の高性能化(高い耐震性能、環境への対応)が強く求められている。この要求は今後高まることはあっても、下がることはないであろう。
 良く考えてみると、この二律背反の要求は特別なことではなく、「良い物を安く作る」と言う技術本来の目的に沿った要求であり、技術者はこれに応えなければならないし、また技術を発揮する好機と理解すべきであろう。
 地盤工学においては、1) 盛土・斜面や擁壁等の土構造物が高い地震荷重に耐えられるようにすること、環境に対応できるようにすること、2) 地盤の剛性・強度を従来ありがちなように著しく過小評価しないこと、3) 土本来の潜在能力を補強土工法・地盤改良工法で引き出すこと等、4)理論をより現実に即すように発展させることが大切なことであろう。
 上記のことを、明石海峡大橋等大型橋梁の基礎の設計問題、東京湾横断道路建設、補強土工法、最近のロックフィルダムの設計問題を例にして説明することを試みる (以上 龍岡)

1.港湾工学の総論
2.港湾計画(その1):港湾の種類と施設、港湾行政と管理
3.港湾計画(その2):港湾計画手法
4.港湾の空間設計:
5.港湾需要予測  (以上 金井)
[教育方法]
主に講義形式で授業が進められる。
プロジェクタ等を用いながら、実務で得られた経験をベースに、できるだけわかりやすく解説する。(高橋)
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
学科の学習・教育目標との対応: (F)社会基盤や環境整備の設計・計画などにおける問題・課題を的確に把握し、その解決に専門基礎科目で習得した知識・技術を応用できる能力を身に付ける。(問題の把握および解決能力)
[その他]
(未登録)