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授業科目名
担当教員
環境リスク論
片谷 教孝/風間 ふたば
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
276100 2 J 3 前期 II
[概要]
 環境が汚染あるいは破壊されることによって、人体あるいはその他の生物に対するマイナスの影響が、程度の大小はあっても必ず発生する。そのマイナスの影響の程度をリスクとよび、通常は病気や障害が起こる確率によって表す。近年の環境問題は複雑化し、さまざまな要因が絡みあうことから、それらのマイナスの影響をリスクの数値で表し、個々の現象や要因を定量的に比較する考え方が生まれてきた。
 この講義では、まず環境リスクとは何かを解説する。次いで、対象を人体に対するリスクに絞り、環境リスクを定量化するための基礎データとなるさまざまな医学的あるいは生理学的な知見を得る手法を概説する。後半では、リスクを定量的に評価するための手法であるリスクアセスメントの方法論と、それに続いてリスクを最小限に抑えるためのリスク管理およびリスクの共通理解のためのリスクコミュニケーションの方法論について、昨今の事例を題材にして学ぶ。
[具体的な達成目標]
環境リスクの概念を理解し、同時にリスクアセスメント、リスクマネジメント、リスクコミュニケーションの手順を理解する。
[必要知識・準備]
特に前提知識は必要としないが、「リスク」という用語はマスコミなどにもよく登場するので、そういう時に意識して内容を見ておくことが望ましい。
[評価方法・評価基準]
基本的には学期末試験の成績により評価する。出席点とレポート点を若干加味する。
[教科書]
  1. 中西準子, 環境リスク論, 岩波書店, ISBN:4000028189
[参考書]
  1. 毎回の講義の中で必要に応じて紹介する。
[講義項目]
  1.Introduction 講義の位置づけ
  2.リスクとは何か
  3.リスク概念の歴史
  4.環境リスクとは何か
  5.リスクアセスメントの考え方
  6.リスクアセスメントのための情報
  7.人体リスクの計量方法
  8.人体リスクの基礎数値
  9.リスクマネジメントの考え方
 10.リスクアセスメント・リスクマネジメントの実施事例
 11.リスクアセスメントのための環境挙動予測モデル
 12.リスクコミュニケーションの方法
 13.リスクコミュニケーションの問題点
 14.確率論的リスク評価の限界
 15.全体の総括
[教育方法]
・実例を多く紹介することによって、理解を深めさせる。
・講義の最後に小テストを行い、リスクに関連するものの考え方やリスクの計算方法について、トレーニングを行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)