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授業科目名
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担当教員
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地域計画
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花岡 利幸
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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274210 | 2 | CL | 3 | 前期 | 金 | I |
[概要] | ||||||
国土の部分が地域である。地域は小は敷地から大は国土さらには大陸、地球まで地球表面上の区切られた土地である。地域計画では比較的身近な生活空間についてのまちづくりを講義の守備範囲とする。その空間対象は集落・地区、市町村、広域市町村、地方都市圏、地方圏まで。まちづくりとは地域の基盤整備とその上で展開される地域の産業、経済、社会・文化等の諸活動の進行である。その計画の立案方法を実務経験に基づいて話す。授業目標は記録の取り方、資料収集の仕方、纏め方、計画の立て方、計画の実施の仕方を通じて、仕事をどのように作って実行していくかを勉強する。 | ||||||
[具体的な達成目標] | ||||||
計画の5要素を理解する。 住民参加とまちづくりを理解し、計画立案が出来る能力を養成する。 計画の実践における組織と意思決定についての理解を深め、計画を実行に移す能力を養成する。 調査、会議の進め方、まとめ方などの合意形成の支援技術を理解する。 |
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[必要知識・準備] | ||||||
土木環境デザイン、測量学、計画学基礎、交通工学、交通計画、景観工学、都市計画 | ||||||
[評価方法・評価基準] | ||||||
受講ノートの提出、期末試験の成績により評価する。評価は,ノート提出20%,期末試験80%で行い,このうち全体の6割以上の得点を取れた者を合格とする. | ||||||
[教科書] | ||||||
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[参考書] | ||||||
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[講義項目] | ||||||
第1章 地方都市の課題 地域の把握と地域の課題について;地域理解 第2章 地域計画/まちづくりについて 地域主体の計画の理解と必要とする技術:計画の5要素を理解する 第3章 計画の種類 計画のプロセスにおける計画精度と要求される技術:計画の5要素を理解する 第4章 計画の構成 計画の総合性と一貫性の確保:計画の5要素を理解する 第5章 行政主導のまちづくり/協働のまちづくり 合意形成とまちの経営及び役割分担:住民参加 第6章 まちづくりに必要な技術 調査、会議の進め方、まとめ方などのまちづくりの技術を理解する |
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[教育方法] | ||||||
on the job training まちづくりの対象は野外の現場にある。そこを実験室として、そこの実務からプランニングを学ぶ機会を多く作る必要がある。研究室を現場に直結させる一つの方法は研究室にコンサルタント的機能を持たせることである。計画系の研究室における教師の重要な任務は現場と研究室を近づけることで、スタッフの一員である学生は教師に引っ張られて現場に一緒に行くことによって、学部、大学院のそれぞれの段階に応じて、plan/ do/seeを1ラウンド体験する経験を通じて計画を学ぶ。 私の教育研究業績書(著書、学術論文等)は「著書→審査付き論文→未だ審査付きになっていない論文→学会誌・協会誌への論説、解説などの寄稿文→計画報告書・携わった計画」の順にリストアップしてある。しかし、教育研究の実際はこの順序が全く逆である。すなわち学生は、教師と一緒に計画に携わる機会を通して現場に接する。学生はスタッフの一員として否応なく、調査にかり出され、資料を収集し、会合に出席し、記録を取り、意見の取り纏めをするなどの、様々な作業を通じて、計画のセンスを養う。計画報告書はこれらの作業を経てまとめられる。一方、その過程の中で学生(研究者)は研究テーマを見いだし、矢印を逆にたどって、徐々に計画に関する高度な技術を身につけ、副産物として一定水準を保つ学術論文を書けるようになる。地域・都市計画分野における社会に役立つ学生は、このようなon the job trainingによる学部上級生及び大学院教育が必要だと思われる。 私は、(計画報告書・携わった計画)にリストアップした(省略)ような、具体的なプロジェクトに研究室が関わることによって、このような環境を作った。 |
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[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応] | ||||||
(C)専門基礎学力の付与 (E)学習および問題解決能力 |
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[その他] | ||||||
(未登録) |