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授業科目名
担当教員
鋼構造学
杉山 俊幸
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
274020 A 2 C過 3 前期 I
[概要]
 土木構造物の構造材料として現在用いられているものは、主として鋼とコンクリートおよび土である。このうち鋼に関しては、軽量である割に強いことから、軟弱地盤の多い我が国では比較的多く用いられている。
 本講義では、土木構造物、特に鋼製橋梁に用いられる鋼材の力学的特性や長所・短所、鋼材の接合方法についてに理解することを目標とする。
<学科の学習・教育目標との対応> (F)問題の把握および解決能力
[具体的な達成目標]
・鋼の力学的性質を理解できるようにする
・鋼材の継手の設計ができるようにする
[必要知識・準備]
 構造力学および演習第一、第二で学習した知識を必要とする。特に、荷重の作用により単純支持ばりに生じる断面力やたわみ、応力の算出に関する知識は必須である。
[評価方法・評価基準]
<評価方法>中間試験1回および期末試験の成績により評価する。出席点は考慮しない。
<評価基準>中間試験50%,期末試験50%の重みで評価し、その合計が60点以上を合格とする。
[教科書]
  1.  特に指定はしない。
[参考書]
  1. (テキストシリーズ土木工学3)橋梁工学 , 共立出版 , ISBN:4320073835,
    ( )
[講義項目]
  1.鋼構造物の種類と特徴
  2.鋼構造の歴史
  3.鋼の金属学的性質
  4.鋼材の力学的性質(破壊のしかた、引張強度、圧縮強度)
  5.鋼材の力学的性質(ねばり強さ)
  6.鋼材の力学的性質(疲労強度)
  7.鋼材の腐食とその対策
 ここまでで、鋼の力学的性質を理解できるようにする
  8.中間試験
  9.中間試験の解説、構造用鋼材の種類
 10.橋梁用高性能鋼
 11.高力ボルト摩擦接合の定義と特徴
 12.高力ボルト摩擦継手の設計
 13.溶接継手の種類と特徴
 14.溶接継手の設計
 ここまでで、鋼材の継手の設計ができるようにする
 15.期末試験
[教育方法]
・毎回、講義内容に関連する小問を課し、内容の理解を深める
・できるだけ例題を多く示し、内容の理解が深まるよう努める
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(C)社会基盤の設計・施工や環境保全技術を習得するための基盤として、構造力学、土木材料学、地盤工学、計画学、水理学及び環境工学などの専門基礎学力を身に付ける。(専門基礎学力)

(E)専門基礎に関する演習科目において、自発的・継続的に学習する能力を身に付けるとともに、社会的要請や社会環境の変化に柔軟に対応し問題を解決する能力を獲得する。(学習および問題解決能力)
[その他]
(未登録)