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授業科目名
担当教員
ヒューマン・マシンインタフェース
関口 芳廣
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
273308 2 F 3 前期 II
[概要]
マルチメディアの時代になり、人間と機械のコミュニケーションが色々な手段で行われるようになってきた。本学科では、この分野の学習を2つの科目でカバーできるようにしている。ひとつは、視覚情報を基本にした「ビジュアルコンピューティング」であり、もうひとつが聴覚情報を基本にしたこの科目である。この科目では、音による人間と機械のコミュニケーション技術を学ぶことにより、一般的な時系列データの処理技術を身につけられる。
[具体的な達成目標]
1.時系列データの例として、音の基本的な性質を理解する。
2.時系列データを分析する基本的な手法を理解する。
3.時系列データを圧縮する技術を理解する。
[必要知識・準備]
情報理論、ディジタル回路、オートマトン等を学習してあると理解しやすい。
[評価方法・評価基準]
下記の3項目を総合的に使用して評価する。
1.学期末誌嫌悪点数。
2.宿題として出した課題の達成度。
3.授業の出席状況と学習態度。
[教科書]
  1. 古井貞熙, 音声情報処理, 森北出版, ISBN:462770271X
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.これまでの基礎知識の整理と授業の概要説明
2.時系列データのれいとして、音声の性質
3.時系列データの分析:相関、スペクトル分析
4.時系列データの分析:ケプストラム分析
5.時系列データの分析:線形予測分析
6.時系列データの符号化:時間領域での符号化
7.時系列データの符号化:周波数領域での符号化
8.寺家0列データの符号化:ベクトル量子化
9.時系列データの生成
10.時系列データの照合:DPマッチング法
11.時系列データの照合:HMM法
12.音声の認識と合成
13.話者の認識
14.音環境の影響:雑音等
15.授業のまとめ
[教育方法]
授業は実験室で実施し、できるだけ演習を含んだ内容にする。数回、宿題の課題を出す。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
人間と機械のインタフェースに関する技術を、聴覚情報処理の面から理解できるようにする。
[その他]
最新の話題やこれまでの研究経過等を含めて講義する。授業を通して、知識の幅を広げてほしい。質問等ありましたら、積極的どうぞ。