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授業科目名
担当教員
応用統計学及び演習II
北村 眞一
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
266221 2 J 2 後期 I
[概要]
 自然現象や社会現象の解明、薬剤や政策の効果と評価、実験や調査の方法、結果の分析・評価、仮説の検証などに用いられるのが、実験計画法、回帰分析,多変量解析など応用統計学の手法である。
 本講義では,これらの手法の数学的・概念的理解と実用的技術の達成とを目指す.
[具体的な達成目標]
 学習目標は実験計画法・回帰分析・多変量解析を理論的(数学的・概念的)に理解し、実際に計算し使用できるレベル、パッケージ・プログラムを用いて使用できるレベルとする。
[必要知識・準備]
 線形代数学、微分積分学,基礎統計学,応用統計学Iの基礎知識を理解していることが必要である。また、EXCELが使用できることが必要である。講義では、対数やルートなど計算のできる電卓を用意すること。
[評価方法・評価基準]
前半:実験計画法・回帰分析の中間試験50%
後半:多変量解析演習レポート50%
[教科書]
  1. 資料を配布する.
[参考書]
  1. 分散分析や多変量解析の参考書は多数あり,自分に合うものを選択するのが最もよい.
  2. 豊田秀樹, 違いを見ぬく統計学−実験計画と分散分析入門, ISBN:4062570130,
    (\987)

  3. 柳井晴夫, 複雑さに挑む科学,多変量解析入門, 講談社, ISBN:4061178970,
    (\1113)

  4. 中里博明,川崎浩二郎,平栗 昇,大滝 厚, 品質管理のための実験計画法テキスト<改訂新版>, 日科技連, ISBN:4817103787,
    (¥4200-)

  5. 菅 民郎, 多変量解析の実践ー初心者がらくらく読める(上), 現代数学社, ISBN:4768702112,
    (¥2621-)
[講義項目]
 1.講義概要,一元配置1:言葉の定義,因子と水準,母数模型と変量模型
 2.一元配置2:不偏分散,水準間一様性検定,母数の推定,水準間比較
 3.一元配置3:事例と演習
 4.二元配置1:繰り返しのない二元配置
 5.二元配置2:繰り返しのある二元配置
 6.直行配列:二水準直交配列表,線点図,具体事例
 7.単回帰分析:回帰係数,相関係数,行列表現
 8.分散分析・単回帰分析中間試験(1~7)
 9.多変量データ解析基礎:概説,データ行列,標準化行列,共分散行列
10.主成分分析1:概説,方法
11.主成分分析2:事例解説,演習
12.重回帰分析1:偏回帰係数と検定,偏相関係数,重相関係数と寄与率,分散分析
13.重回帰分析2:分析事例, レポート課題の説明
14.重回帰分析3:EXCEL計算手順の説明,アンケート調査の実施
15.重回帰分析レポートの評価
[教育方法]
講義と演習により進める.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
循環システム工学科ではJABEE教育はまだ開始していないが,講義との関連について記す.
(h)解析能力:統計的な考え方を身につけ,実践で解析できる
(x)経済の循環・情報の循環:情報の処理,統計解析により社会経済を判断できる
[その他]
(未登録)