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授業科目名
担当教員
公共政策入門
門野 圭司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
266161 2 J 2 後期 IV
[概要]
 本講義では、公共政策の重要な対象である社会的共通資本に注目しながら、公共政策、ならびに環境問題や少子・高齢化問題などのさまざまな社会的課題と公共政策との関わりについての基礎的な知識を習得することを目標とする。
 また、大量生産・消費・廃棄型の社会経済システムから持続可能な循環型社会への移行期に適合的な公共政策とはどのようなものであるのかについても考えてみたい。
[具体的な達成目標]
(1)政策プロセスや行財政システムなど、公共政策の基本的なロジックを理解する。
(2)中央政府や地方政府など、公共政策主体の基本的な役割を理解する。
(3)公共政策のロジックや公共政策主体の役割と過去や現在の公共政策現象とのつながりを理解する。
(4)公共政策のあり方と環境問題との関連について理解する。
[必要知識・準備]
現代経済システムを履修済みであることが望ましい。
[評価方法・評価基準]
期末試験(70%)と小テスト(30%)の得点によって評価する。(数字はあくまで目安)
[教科書]
  1. 特に指定しない。
[参考書]
  1. 新藤宗幸, 概説日本の公共政策, 東京大学出版会, ISBN:4130322060
  2. 宮本憲一, 公共政策のすすめ, 有斐閣, ISBN:4641160325
[講義項目]
1.公共政策とは何か
 (1)公共政策の目的 (2)公共政策の主体 (3)政府の役割 (4)政策プロセス
2.社会的共通資本
 (1)社会的共通資本とは何か (2)社会的課題と公共的課題 (3)公共政策と社会的共通資本
3.社会的共通資本の分類と効果
 (1)公共財の理論 (2)社会的共通資本の分類 (3)社会的共通資本の効果
5.社会的共通資本の供給
 (1)行財政システム (2)社会的共通資本の供給形態 (3)社会的共通資本の料金設定
6.社会的共通資本と財政
 (1)財政とは (2)財政は社会の鏡
7.社会的共通資本の歴史と現状
 (1)社会的共通資本の歴史的変遷 (2)社会的共通資本と計画 (3)社会的共通資本の国際比較
8.大量採取・大量生産と公共政策・社会的共通資本
9.大量流通・大量交通と公共政策・社会的共通資本
10.大量消費と公共政策・社会的共通資本
11.大量廃棄と公共政策・社会的共通資本
12.持続可能な循環型社会と公共政策・社会的共通資本
[教育方法]
(1)講義中に簡単な演習問題を解かせることによって、公共政策のロジックや公共政策主体の役割を体得できるように心がけている。
(2)板書を精力的に行ない、筆記能力の向上に資するように心がけている。
(3)新聞記事のコピーを毎回配布し、実際の出来事に基づいて公共政策のしくみを理解できるように心がけている。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)