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授業科目名
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担当教員
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技術者倫理
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砂田 憲吾/石井 信行/森 健一
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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264060 | 2 | CL | 3 | 後期 | 水 | IV |
[概要] | ||||||
科学技術の進歩を人間社会の適正な発展に結びつける役割を担う技術者には高い倫理観が求められるが、これまでの歴史上、倫理観の欠如で各種の問題が発生し、今後もその恐れがある。これからの技術者はさらに発展する科学技術に携わるにあたり、一層充実した倫理的自律性が求められる。 これまでに発生した事例などを教訓として技術者倫理の必要性及びあり方を理解し、倫理問題を解決する方法を学習し、その能力を養成する |
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[具体的な達成目標] | ||||||
技術者としての自己の社会的責任を認識し、それに基づき実際にどう行動すべきかを自ら考えることができるようにする。社会との交流によって、社会から要請を汲み取り、それを技術的営為の向上につなげることが出来るようにする。また、非技術者と交流し必要な情報を交換し、一方非技術者の倫理的関心を喚起し、意識改革を推進できるようにする。そのために、つぎの各項を学習し体得する。 (1)技術者倫理の意義を理解する (2)技術者が倫理的に適切な役割を果すために必要な原則、義務などを理解する (3)技術者の倫理的に適切なあり方を理解する (4)科学技術の各分野の倫理的課題に対する技術者の役割を認識できること |
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[必要知識・準備] | ||||||
技術者の不手際や技術の悪用などで発生した社会現象に関心を持ち、自分なりの意見や見方を持つこと。また、各種社会現象に関して、技術者の関与を感知しその仕事ぶりや考え方が結果に影響を与えていることを認識すること。 | ||||||
[評価方法・評価基準] | ||||||
評価方法:レポート評価、期末試験 評価基準:出席率は80%以上を評価の最低条件とする。その上で宿題(レポート)、期末試験の得点を合計し、60%以上の得点を合格とする。 評価の配分:期中の宿題(レポート等)75%、期末試験25% |
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[教科書] | ||||||
[参考書] | ||||||
[講義項目] | ||||||
講義項目全体の構成 前半(1~7):基礎的知識の習得 後半(8~14):実践的能力の養成 各時間の講義項目 1:技術者倫理とはなにか 2:技術者教育の目的 3:技術者倫理のあり方(個人と組織) 4:技術者倫理の原則(1):NSPE倫理規約の6原則 5:技術者倫理の原則(2):公衆優先、有能性、真実性 6:技術者に求められる義務:情報開示、守秘、継続学習 7:法と倫理について(両者の違いと役割、PL法、技術者に関係する各種法律) 8:土木環境工学関係事例分析 9:事例対応シミュレーション(1) 10:事例対応シミュレーション(2) 11:学生参加による研究発表(1) 12:学生参加による研究発表(2) 13:学生参加による研究発表(3) 14:まとめ(倫理確立のポイント復習、予測できない事態への対処について) |
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[教育方法] | ||||||
講義の前半では主に基礎的知識の習得をめざしながら、広く工学に関わる国内外の事例を紹介する。後半では土木工学分野に関わる技術者の使命感、倫理観、典型事例をもとに研究発表や討議を通じて実践的能力の形成がめざされる。 | ||||||
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応] | ||||||
学科の学習・教育目標との対応: (A)土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境工学技術者が果たすべき責務を自覚する。(技術者の責務の自覚) | ||||||
[その他] | ||||||
(未登録) |