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授業科目名
担当教員
CGとインタラクションII演習
今宮 淳美/茅  暁陽/小俣 昌樹
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
263746 1 3 前期 III
[概要]
コンピュータグラフィックス(CG)とは,図形や画像をコンピュータを用いて生成したり処理したりする技術,あるいはその技術によって作成された静止画像や動画像のことである.高度情報化社会の現代では,このCGが,テレビ・映画・ゲーム・Webページなど,さまざまな場面で利用されている.
本授業では,コンピュータグラフィックス(CG)と対話型グラフィカルユーザインタフェース(GUI)の基礎として,3次元CGプログラミングを実践的に学ぶ.このために,受講者は,「CGとインタラクションI及び実習」と「CGとインタラクションII」で学んだCGの原理に基づいて対話的なCGアプリケーションを作成する.そして,プログラム作成を通して,標準グラフィックスライブラリのひとつであるOpenGLについて学ぶ.
カリキュラム中での位置付け:Gコースのカリキュラム
[具体的な達成目標]
・知識:コンピュータグラフィックの基礎的原理の理解
   (ラスタグラフィックス,モデリング,3次元座標変換,写実的表現法)
・技能:C言語とOpenGLによるコンピュータグラフィックスプログラミング
   (2次元・3次元図形の描画,モデリング,アニメーション,イベント処理,シェーディング,テクスチャマッピング)
[必要知識・準備]
計算機の基本的な使い方(特に,UNIXオペレーティングシステム上の代表的なソフトウェアの使い方)およびC言語によるプログラミングの基礎(制御文,配列,関数,ファイル処理,ポインタ,構造体)を習得済みであること.
また,本授業は,講義「CGとインタラクションII」の演習であるため,「CGとインタラクションII」を履修申告済みか,既に「CGとインタラクションII」または「コンピュータグラフィックス」を履修済みであること.
[評価方法・評価基準]
レポート等の提出物 100%
(指定されたレポートおよび小課題)

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区分 配分
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レポート 80%
小課題 20%
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合計 100%
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レポートでは,プログラムを作成する課題とそのプログラムを説明する課題を出題する.
小課題では,その回を復習するための課題として,プログラム作成課題を出題する.
これらのレポートおよび小課題によって,達成目標に示した項目の理解度を評価する.
[教科書]
  1. 林 武文,加藤 清敬, OpenGLによる3次元CGプログラミング, コロナ社, ISBN:433902399X
[参考書]
  1. 三浦 憲二郎, OpenGL 3Dグラフィックス入門[第2版], 朝倉書店, ISBN:4254121458
[講義項目]
※受講者の理解度に応じて内容を変更する場合がある.
第 1回
・ガイダンス,OpenGLの基本,カラーモデル(RGB,HSV)
第 2回
・線分のスキャン変換I
第 3回
・線分のスキャン変換II
第 4回
・曲線の表現I(パラメトリック曲線)
第 5回
・曲線の表現II(ラグランジュ補間)
第 6回
・自然物の表現(フラクタル)
第 7回
・2次元クリッピング
第 8回
・3次元幾何変換
第 9回
・投影変換,フレームバッファ
第10回
・変換行列スタック
第11回
・シェーディング
第12回
・光源の設定
第13回
・テクスチャマッピング
第14回
・OpenGLプログラミングの復習
[教育方法]
本授業では,コンピュータを使って演習をおこなう.
冒頭に担当教員がその回の演習内容および課題について説明する.その後,受講者は,この説明に基づいて,Webテキストや教科書を見ながらプログラミングの課題に解答する.このとき,担当教員やティーチングアシスタントが巡回して,受講者からの質問に随時答える.そして,受講生のプログラミングの様子に合わせて,担当教員が補足説明をおこなう.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
「(目標A) 情報処理技術者としての基礎的素養及び基礎的スキルの修得」に関して,OpenGLを用いたC言語でのCGプログラミングを通して,CGの描画原理とCGプログラミング方法を理解させる.また,「(目標E) 社会の要求を汲み取り解決する問題発見デザイン能力の修得」に関して,CGによる写実的な表現を実現するためのデザイン(モデリング,レンダリング)能力を修得させる.さらに,目標Gの「マルチメディアコンテンツを開発処理する基礎的技術」および「コンピュータヒューマンインタフェースを開発構築する基礎的技術」に関して,OpenGLを用いたC言語プログラミングによって,CGモデルおよび対話型CGアニメーションを開発する技術を修得させる
[その他]
(未登録)