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授業科目名
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担当教員
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機械力学
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澤登 健
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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261090 A | 2 | D | 2 | 後期 | 木 | II |
[概要] | ||||||
本教科では,機械の動力学的問題の解析法および振動問題の解明法と解決法の修得を目的として (1)機械システムの力学的特徴を抽出して力学モデルを作成するモデリング (2)力学モデルにいろいろな力学原理を適用して機械システムの支配方程式を導く定式化 (3)支配方程式を解いて,機械システムの力学現象を解明する動力学解析 について学び, (4)動力学解析の結果を機械システムの設計・開発に応用する動設計 に関する基礎力を養う。 |
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[具体的な達成目標] | ||||||
1.機械系のモデルに対していろいろな力学原理を適用して動力伝達特性や振動特性を解析できる。 2.動力学現象を解明するために微積分や微分方程式の基礎知識を活用することができる。 3.動力学解析によって得られた結果を他の人にわかるように説明できる。 4.学んだ基礎原理を使った具体的な事例を挙げることができる。 |
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[必要知識・準備] | ||||||
1.力学の基礎知識(力のつり合い,運動の法則,拘束関係) 2.数学の基礎知識(三角関数,複素数,ベクトル,微積分,初等幾何学,常微分方程式の解法) 先行科目:基礎物理I,応用物理I,微分積分学及び演習,微分方程式I, 機構学 |
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[評価方法・評価基準] | ||||||
[評価方法] 中間試験(小テストを含む)40%,演習課題(宿題,レポートなど)20%,期末40%で評価する。 [評価基準] 講義内容の基礎的な知識が修得されていること,それらを与えられた問題に適用して筋道を立てて考えることができるかで評価する。 |
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[教科書] | ||||||
[参考書] | ||||||
[講義項目] | ||||||
1.講義の概要と予定および機械力学の基礎(復習事項) 力学問題への微積分およびベクトルの応用 2.機械力学の基礎(力学原理?) ニュートン・オイラーの力学 3.機械力学の基礎(力学原理?) ダランベールの力学 4.機械力学の基礎(力学原理?) ラグランジュの力学 5.機械力学の基礎(エネルギーと仕事) 動力伝達の力学 6.中間試験 7.1自由度系の自由振動解析? 振動系のモデリングと定式化, 減衰のない1自由度系の自由振動 8.1自由度系の自由振動解析? エネルギー原理による固有振動解析 9.1自由度系の自由振動解析? 比例減衰系の自由振動 10.1自由度系の自由振動解析? クーロン摩擦による減衰振動と等価減衰 11.1自由度系の強制振動解析? 減衰のない1自由度系の強制振動 12.1自由度系の強制振動解析? 比例減衰系の強制振動 13.1自由度系の強制振動解析? 力の伝達率および振動絶縁 14.1自由度系の強制振動解析? 過渡応答/衝撃応答 15.期末試験 |
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[教育方法] | ||||||
1.教科書を中心に講義をするが,内容の理解を助けるために必要な力学や数学の基礎事項をまとめた補助教材をYINS-CISを通じてあらかじめ配信する。 2.講義では基礎原理や考え方を講義課題に沿って展開する力を付けさせることに重点をおく。 3.講義内容をより理解しやすくするために,ビデオやOHPなどのビジュアル教材を活用する。 4.小テストやレポートを課すことによって講義内容を要領良くまとめ,自らの問題解決に活用する能力を養わせる。 |
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[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応] | ||||||
(C) 機械工学の基礎−機械工学の基礎知識の修得とそれらを活用して問題を解決する能力の涵養 「運動と振動」−(B) 運動の法則,(C) 自由振動,(D) 強制振動,(14) 過渡応答/衝撃応答,(15) 振動絶縁 |
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[その他] | ||||||
1.講義に関する連絡はYINS-CISを通じて行う。 2.オフィスアワーは火曜日16:00~18:00。 |