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授業科目名
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担当教員
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基礎無機化学
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阪根 英人
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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255321 | 2 | AA | 1 | 後期 | 木 | III |
[概要] | ||||||
無機化学は無機化合物を扱うばかりでなく、元素の化学も扱う。また、有機化合物、さらには生体組織・分子においてさえ、金属イオンなど無機化学で扱われる元素がその特徴的な性質の発現に重要な役割を果たすことが少なくない。そのため、無機化学の基礎は応用化学科のすべての学生にとって必要なものである。この授業では無機化学の本題ともいえる各論はあえて扱わず、無機化学全般に通用する知識や考え方の基礎について重点的に説明を行う。基礎とは概略とは異なりむしろ理解が難しい内容の場合もあるが、これから各人がそれぞれの専門分野において自らの無機化学各論を学習する際に必要な能力をつけることを目標とする。各論については随時トピックスとして取り扱う。 | ||||||
[具体的な達成目標] | ||||||
・原子の構造と電子構造について理解すること。 ・量子化学的な考え方を修得すること。 ・元素の性質の周期性を理解すること。 ・酸塩基の基礎を理解すること。 ・酸化還元の基礎を理解し、酸化数の変化を捉えられること。 |
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[必要知識・準備] | ||||||
高校までの化学全般の知識と考え方が必要である。また、化学の基盤として物理と数学の素養も必要であるので、特に高校で物理を履修していない学生はあらためて学ぶ必要がある。毎回の授業の前に教科書を半章分程度目を通しておくことが望ましい。 | ||||||
[評価方法・評価基準] | ||||||
本人の理解の評価は期末試験の成績で行うが、1年次に学習の習慣をきちんと身につけるため出席状況も最終評価に加える。 | ||||||
[教科書] | ||||||
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[参考書] | ||||||
[講義項目] | ||||||
1.無機化学の広がり 2.原子構造 3.量子化学の基礎 4.電子オービタルとエネルギー 5.電子配置 6.イオン化エネルギー・電子親和力・電気陰性度 7.原子の結合と半径 8.分子軌道法の考え方の基礎 9.バンド計算法の基礎 10.分子構造 11.イオン結晶のエネルギー 12.酸と塩基 13.酸化還元 14.電池 15.無機化合物の命名法 |
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[教育方法] | ||||||
教科書の取り扱う部分について完全に理解することを目標として、教科書の内容を解説する形式で行う。 | ||||||
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応] | ||||||
(未登録) | ||||||
[その他] | ||||||
(未登録) |