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授業科目名
担当教員
プログラミングII
郷 健太郎
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
253135 2 G 1 後期 III
[概要]
プログラミング1および同演習で修得した内容を基礎にして,C言語のデータ型,データ構造,手続き表現の基本の大半をカバーし,特殊でないプログラムをコーディングするのに必要とされる知識のほとんどを習得することを目標とする。同時開講するプログラミングH演習において,その知識を活用するスキルの習得を行う。

☆カリキュラム中での位置付け:Gコースのカリキュラム
[具体的な達成目標]
本科目を終了した学生は以下の項目を理解しプログラミングのスキルへ結び付けることができる。
・構造体
・ポインタ
・動的データ構造
・連結リスト
・スタック、キュー
・探索・ハツシュ法
・木構造の探索
・グラフの探索
・再帰プログラミング
・分割統治法
[必要知識・準備]
 本講義は「プログラミングI」(1年次前期)の知識を前提に置く。また、「計算機アーキテクチャ」(1年次前期)の知識が随所で必要とされる。情報数学で習うグラフ理論の中の木構造に関する知識が必要。
[評価方法・評価基準]
中間試験(40点)、期末試験(40点)、授業中に行う小テストおよびレポート(20点)の合計が60点以上を合格とする。
[教科書]
  1. 基礎から学ぶC言語, 日経BP社, ISBN:4822281345
[参考書]
  1. プログラミング言語C, 共立出版, ISBN:4320026926
[講義項目]
第1回 ガイダンス、構造体
・構造体,構造体型変数の宣言および参照

第2回 ポインタ1
・ポインタの概念
・ポインタ型変数とその宣言
・&演算子と*演算子
・アドレス計算
・配列名とポインタ
・ポインタと文字列

第3回 ポインタ2
・ポインタと関数引数
・ポインタの配列
・コマンド行の引数
・関数へのポインタ

第4回 連結リスト
・連結リスト構造,リスト操作
・メモリの動的割当と開放,動的変数

第5回 スタックとキュー
・抽象データ型
・スタックおよびキューの概念
・配列を用いた実装法

第6回 連結リストを用いたスタックとキュー
・連結リストによるスタックとキューの実現

第7回 探索
・探索アルゴリズム
・線形探索および二分探索
・チェイニング法を用いたハッシュ法

第8回 中間テスト

第9回 再帰プログラミング
・再帰の概念
・再帰的な数学の関数
・簡単な再帰手続き
・分割統治法
・再帰的なバックトラック
・再帰の実装方法
・再帰と非再帰による繰り返し処理

第10回 木
・木構造
・二分木の実装
・二分木のなぞり

第11回 グラフ
・グラフ構造
・グラフの実装
・グラフの探索
・グラフ探索とバックトラック

第12回 ファイル操作
・ファイル操作
・バッファ変数
・逐次ファイルとランダムアクセスファイル

第13回 ソート1
・単純な整列アルゴリズム
・クイックソート法の原理

第14回 ソート2
・連結リストを対象にしたマージソート法の原理

第15回 期末試験
[教育方法]
演習と連携して教育を行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
教育目標A[情報処理技術者としての基礎的素養及び基礎的スキルの修得]に対し、C言語による一般的なプログラムを読み書きできるための知識を修得させる。
[その他]
(未登録)