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授業科目名
担当教員
基礎解析学
宗久 知男
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
253025 2 F 2 後期 I
[概要]
情報処理技術者が身につけるべき解析学に関する必要最小限の素養として、微分方程式とフーリエ解析の入門的な理論と計算技術を学習する。それぞれの概念を用いた工学上の代表的な応用問題も取り扱う。
[具体的な達成目標]
微分方程式の分野では、1階常微分方程式の初歩的な求積法、高階線形常微分方程式の基本定理と、定数係数の場合の一般解の求め方を理解する。フーリエ解析の分野では、フーリエ級数とフーリエ変換の定義と性質を理解し、あわせて偏微分方程式の基礎的な事項について学習する。いずれの場合も応用問題の適用能力を養う。
[必要知識・準備]
微分積分学、線形代数学
[評価方法・評価基準]
殆ど毎回演習課題を課し、演習と中間試験及び定期試験の成績を総合して、評価する。
[教科書]
  1. 特に定めない。
[参考書]
  1. 石村園子, すぐわかる微分方程式, 東京図書, ISBN:448900477X
  2. 寺田文行, フーリエ解析・ラプラス変換, サイエンス社, ISBN:4781908934
[講義項目]
1.微分方程式序論
2−4.1階常微分方程式
5−7.高階線形常微分方程式
8.中間試験
9−10.フーリエ級数
11−13.2階線形編微分方程式
14−15.フーリエ変換とその応用
[教育方法]
微分方程式とフーリエ解析の基礎的な諸概念の定義を理解させ、それらに基づく基本的な定理の証明を行なう。いずれも例をあげて、理解の徹底を図る。解法のアルゴリズムを解説すると同時に、実用例を多く挙げて小テスト形式で演習問題を課すことにより、それらの解法の習熟を図る。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
自然現象や社会現象を先ず連続的な問題として解析し、数理モデルを構築した後、それらを何らかの形でコンピュータによる処理を行なう。これらの過程で、数学解析の手法が重要となる。情報処理技術に関連する数学解析的な思考力を涵養し、解析学の基礎的な理論と計算技術を体系的に学習する。
[その他]
(未登録)