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授業科目名
担当教官
技術の史的評価特論
高橋 智子
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
418711 2 (未登録) 1 前期 II
[概要と目標]
1995年以降、科学技術基本法の下で「科学技術創造立国」を政策目標に掲げた日本は、科学技術分野に莫大な投資をおこなってきた。第2期科学技術基本計画では24兆円であった投資目標額は、第3期(平成18~22年度)ではさらに25兆円に引き上げられた。そして「国家基幹技術」という用語を新たに導入し、「イノベーション創出」をねらうという。こうした中で、これからの日本にとってどのような技術が必要なのか、その選択と評価は、きわめて重要な課題になるといえる。授業では、先進国はこれまでどのような政策とシステムをもって技術開発を行ってきたのか、産・官・学・軍のそれぞれがどのように関係してきたのか、その歴史を調査・検討することで、上述の課題を解くための基本的視座を獲得します。
[必要知識・準備]
特別な知識は必要ありませんが、各国の科学技術政策を調査するためのインターネット活用術など、基本的な情報リテラシーを身につけていることが求められます。
[評価基準]
各自に調査テーマを決めてもらい、その調査レポートと授業中の討論によって、総合的に評価します。
[教科書]
  1. 特に指定しません
[参考書]
  1. 技術屋の心眼, 平凡社, ISBN:4582532101
  2. 大砲と帆船−ヨーロッパの世界制覇と技術革新, 平凡社, ISBN:4582532128
  3. 東洋経済新報社
  4. 大量生産の社会史, 東洋経済新報社, ISBN:4492540032
  5. 科学技術社会論の技法, 東京大学出版会, ISBN:4130032046
[講義項目]
 1.現代日本の研究開発システムと科学技術政策
   ・科学技術基本法と科学技術基本計画の概要
   ・技術評価指標と技術予測
   ・国内の研究開発体制と国際連携

 2.先進諸国における研究開発体制とその歴史
   ・「世界の工場」イギリスと技術者教育
   ・帝国主義の登場と世界資本主義体制の確立
   ・国立研究所の登場と研究者の国際交流
   ・企業研究所の登場と大学

 3.科学技術と軍事体制
   ・有機化学工業の発達と毒ガス兵器の登場
   ・コンピュータの登場と第二次世界大戦
   ・核兵器体系と原子力の「平和利用」
   ・アーパネットからインターネットへ
   ・技術の安全保障と国際社会