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授業科目名
担当教官
地域水質保全特論
風間 ふたば
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
418610 2 (未登録) 1 前期 I
[概要と目標]
これまで水質の保全は環境基準の遵守のような観点から行われてきた。これは公害からスタートしたわが国の環境行政の経緯による。しかし、今後、真に自然との共生や地域社会の自立を目指すのであれば、公害を原点とする水質保全観から離れ、水域の役割や水域の多面的な機能を評価した新しい地域水質保全の考え方を導入する必要がある。本講義では、まずこれまでの水環境行政を振りかえり、山梨を例に、この地域の環境保全にどのように役立ったかの検証を試みる。ついで、今後この地域の水質保全のために上記のような新しい考え方を具体的に導入する方法について、社会基盤のありかたも交え広く論じたい。
[必要知識・準備]
この講義目標に関連した各自のテーマ設定がなされていること、ならびにこの講義に関連した情報の入手方法などについて調査してあることが望ましい。
[評価基準]
講義はゼミ形式で行う。講義への参加状況やレポート内容によって評価する。
[教科書]
  1. 日本の水環境行政ーその歴史と科学的背景ー, ぎょうせい, ISBN:4324059950
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
下記の項目を議論の対象としたい。

1.日本の環境行政の歴史
2.山梨県における環境問題の変遷
3.水環境指標の種類とその内容
3.望ましい新しい水環境指標のあり方