授業科目名				担当教官
酵素機能工学特論				高柳　　勉
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
418370	2	(未登録)	1	後期	火	II
［概要と目標］
酵素は生命活動のほとんどの反応に関与し，生命の維持に不可欠な存在である。酵素の触媒作用は極めて精巧で，その効率・特異性・調節に対する感受性の高さは非生物起源の触媒と大きく異なっている。この酵素の機能を環境保全や食料生産に利用するためには，その構造や特性を理解する必要がある。本講義では，酵素の一次構造と高次構造，触媒メカニズム，反応の速度論的解析，生体からの分離精製と酵素遺伝子のクローニングなどに関して最新の酵素科学ならびに分子生物学の知見をもとに解説する。そして，これら酵素の機能を環境保全，食料生産，エネルギー生産，工業生産などに利用する技術について具体例をあげて解説するとともに，それら技術のもつ将来の可能性を考察する。
［必要知識・準備］
生物化学，分子生物学，有機化学の基礎知識
［評価基準］
授業における質疑応答（50％）とレポート（50％）により評価
［教科書］
(未登録)
［参考書］
(未登録)
［講義項目］
1.　酵素学の基礎 　a) 酵素の一次構造と高次構造 　b) 触媒メカニズム反応と速度論 　c) 生体からの分離精製 　d) 酵素遺伝子のクローニング ２.　酵素の応用 　a) 酵素機能を利用した環境保全 　b) 酵素機能を利用した食料生産 　c) 酵素機能を利用したエネルギー生産