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授業科目名
担当教官
バイオメカニクス特論
植屋 清見
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
414720 B 2 (未登録) 1 後期 V
[概要と目標]
 バイオメカニクスとは1)BIomechanics is mechanics applied to biology, 2)Biomechanics is a science which investigates the internal and external forces acting on a human (and an animal) body and effects produced by these forces. 、3)Biomechanics is an applied science that promotes the better understanding of human movements by utilizing basic knowlege from such discipliens as mechanics, physiology and anatomyと定義づけられる科学でありその応用領域は体育・スポーツの指導や整形外科やリハビリテーション、人間工学や労働科学等多岐にわたるものである。
 本授業では1)バイオメカニクスの概念、2)各応用領域に対応する諸原理や測定分析方法の理論、3)測定理論を用いた実際の実験分析をテーマを設定して行う。
 実験方法は1)ビデオ撮影等によるCinematography、2)Force-Plateによる地面反力、3)各種動作に伴う筋電図(Electromyography)等である。尚、Cinematographyに関してはFrame-DIAS?によるコンピューター3次元解析の原理、取り扱い、分析法等に精通すること。
 目標としては前述したバイオメカニクスに関する概念を知識として知り、実験・測定を通してその理解を深め、実践に活かせるようになることである。
[必要知識・準備]
 基本的には何冊かのテキストや設定されたテーマごとの実験測定を通して授業が進められることから特別な事前の知識や準備等は必要ない。
[評価基準]
 評価は1)出席、2)授業態度、3)課せられたレポート、4)実験レポート、5)定期試験など総合的観点から行われれ、大学の点数基準による評価法で「優」「良」「可」「不可」を与える
[教科書]
  1. Introduction to Sports Biomechanics(スポーツバイオメカニクス入門), 杏林書院, ISBN:4764410796
  2. バイオメカニクスー身体運動の科学的基礎ー, 杏林書院, ISBN:4764410699
  3. 尚、その他のテキストに関しては授業時に適宜紹介する
[参考書]
  1. 植屋清見編(1999), バイオメカニクス研究概論ーバイオメカニクスをどう活かすかー
  2. 第14回日本バイオメカニクス学会大会論集
  3. 他授業時に適宜紹介する
[講義項目]
1.バイオメカニクスとは 1)その定義、2)その概念、3)近隣学問領域、4)その応要 領域等
2.~4.バイオメカニクスの基礎としての力学
1)運動とは、2)直線運動と回転運動及びその諸法則、3)各運動量保存の法則等
5.~6. 人体の生理学
1)筋肉及び筋収縮論、2)エネルギー発生機構、3)技術及び技能論(運動神経の概念に  関して)
7.~8.. 人体の解剖学
1)骨格筋、2)靱帯・健、3)てこの原理、4)関節パワーや関節トルク等、
9.~10. リハビリテーション論
11.~14.. 人間工学及び日常生活動作
 1)歩行・走行・階段昇降運動・跳躍等のバイオメカニクス、2)その他受講生の要望に  応じた実験測定
15.最終試験(総合的な知識を問う)