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授業科目名
担当教官
信頼性設計特論
杉山 俊幸
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
405290 2 (未登録) 1 後期 I
[概要と目標]
 土木構造物の設計に際し構造物(あるいは構造部材)の強度やこれに作用する荷重のばらつきを考慮して設計値を設定し、設計された構造物の保有する性能が要求される性能を満足しているかどうかを照査するという信頼性理論に基づく性能照査型設計が導入されつつある。
 この講義では、土木構造物の信頼性理論に基づく設計法に関する基礎知識を習得し、性能照査型設計への適用のしかたを把握することを目的とする。
[必要知識・準備]
統計・確率論の基礎知識を必要とする。
[評価基準]
<評価方法>出席および課題に対する提出レポートに基づき評価する。
<評価基準>出席点40%、レポート60%の重みで評価し、その合計が60点以上を合格とする。
[教科書]
  1. 特に指定しない
[参考書]
  1. (社)日本鋼構造協会, 土木鋼構造物の性能設計ガイドライン, (社)日本鋼構造協会
[講義項目]
 1.設計の概要と設計規準(1) 設計のプロセス
 2.設計の概要と設計規準(2) 照査様式の分類
 3.設計の概要と設計規準(3) 性能照査型設計の概要
 4.代表的な確率分布(1) 正規分布、対数正規分布、ポアソン分布、指数分布
 5.代表的な確率分布(2) ポアソン分布、指数分布
 6.極値統計(1) 極値の分布
 7.極値統計(2) 3つの漸近形
 8.極値統計(3) 極値分布のパラメータ評価
 9.信頼性解析における設計値の決定方法(1) 再現期間と再現期待値
 10.信頼性解析における設計値の決定方法(2) 限界状態に達する確率の算出方法
 11.信頼性解析における設計値の決定方法(3) 安全性指標
 12.統計データからの分布形・特性値の決定方法(1) 統計データを用いたプロット法
 13.統計データからの分布形・特性値の決定方法(2) 最尤推定法
 14.信頼性理論に基づく性能照査型設計法の概要(1)
 15.信頼性理論に基づく性能照査型設計法の概要(2)