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授業科目名
担当教官
資源微生物分離法特論
早川 正幸
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
401465 2 (未登録) 1 前期 II
[概要と目標]
今日における微生物利用産業は、新しい機能を有する微生物を自然界から見出して利用することにより飛躍的な発展を遂げている。すなわち、独創的な物質生産技術を確立しバイオテクノロジーの新展開を導くうえで、新規資源微生物のスクリーニングは基本的かつ重要な研究手段である。 この講義ではまず、有用微生物の選択を目的とする育種及び集積培養の理論を総括する。次いで生理活性物質生産菌として重要な工業微生物群である放線菌を例として、新規有用微生物の天然からの探索分離法、同定法及び改良・育種法を講義する。
[必要知識・準備]
微生物学に関する一般的知識を必要とする。「工業微生物学」、「微生物育種学」等の微生物学に関連した学部授業の復習をしておく。
[評価基準]
断片的な知識の理解のみではなく、それが体系化されているか否かを、レポートおよび試験で評価する。
[教科書]
  1.  早川正幸、野々村英夫 共著:「土壌放線菌の選択分離法」(日本学会事務センター)等  その他自作の教材を講義の進行に合わせて配布する。
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
  1.資源微生物概論
    (1)資源微生物の種類
    (2)微生物の重要生産物
  2.有用微生物選択の理論
    (1)育種の原理と方法論
    (2)集積培養、分離、およびスクリーニング
  3.新規資源微生物の選択分離法
    (1)分離源
    (2)前処理技術、培地、培養法
    (3)同定法
    (4)育種改良法
    (5)選択分離技術の展望