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授業科目名
担当教官
量子機能材料特論
渡辺 勝儀
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
401132 2 (未登録) 1 後期 III
[概要と目標]
 量子としての性質を積極的に利用した物質の機能の開発が広く行われている。ここではその代表例の量子構造を取り上げる。
 量子構造は物性物理学の基本的な問題として興味深いとともに、応用面においては既に製品の中に組み込まれてるものもある。本授業の主な目的は以下の通りである。
1.量子井戸をはじめ、量子細線、量子ドットなど量子構造の最近の作成・加工技術を概観する。
2.量子力学を基本に量子構造の物性の基礎を学ぶ。
3.応用例として、量子構造を持つオプトエレクトロニクス素子、大きな光学的非線形を持つ量子構造について言及する。
[必要知識・準備]
 本科目を学ぶためには、学部で履修する量子力学、固体物理学、電子工学の内容を理解していることが望ましい。
[評価基準]
 講義時の議論とレポートで評価を行う
[教科書]
  1. 小長井 誠, 半導体超格子入門, 培風館, ISBN:4563034355
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.量子力学の復習(1)
2.量子力学の復習(2)
3.電子のバンドモデル
4.半導体の性質(1)
5.半導体の性質(2)
6.量子井戸のモデル
7.量子井戸の光学的性質
8.量子井戸の電気的性質
9.量子井戸の作成法
10.量子井戸の構造評価
11.量子細線
12.量子ドット
13.量子構造の応用(1)光学的応用
14.量子構造の応用(2)電気的応用
15.量子構造研究の今後