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授業科目名
担当教官
クリーンエネルギー変換工学特論
渡辺 政廣/内田 裕之/宮武 健治
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
327340 2 (未登録) 1 前期 I
[概要と目標]
 人類は、この僅か20年間に有史以来の消費量に匹敵する化石エネルギー資源を消費し、更に50年後には数倍にもなると予測される。いま既に、この大量消費が原因で、地球の温暖化や環境汚染が顕在化し、その解決が人類焦眉の課題となっている。
 本講義は、化学系、生物系、機械・電機系、土木系など将来の専門性に幅広いスペクトラムを持つ専攻の学生に対して選択必須科目として、開講するものである。他の専攻学生にも開放し、以下の講義項目に示す如く、学生が各種エネルギーの相互変換に関する原理、特徴などを幅広く理解し、その背景の下に、21世紀のエネルギー問題、環境問題に配慮して、それぞれの専門分野で活躍することを期待するものである。
[必要知識・準備]
電気化学,物理化学の基礎知識を必要とする.
[評価基準]
学習態度,レポート、期末試験などを総合的に判断して、評価する.
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.エネルギー資源と環境問題の概要
2.エネルギーの種類、変換、貯蔵、輸送の概論
3.エネルギーとエクセルギーの定義とその効率
4.力学エネルギー同士の相互変換
5.熱エネルギーと機械エネルギーの間の変換
  各種サイクルの原理と効率
6.同上継続
7.熱エネルギーと電気エネルギーの間の変換
  プラズマ利用発電、熱電気発電と熱電子冷却、各種熱電子材料・熱電対
8.同上継続
9.光エネルギーから電気エネルギーへの変換
  光電子増倍管、光伝導・光起電力素子、フォトダイオード・フォトトランジスタ、太陽電池
10.同上継続
11.電気エネルギー等から光エネルギーへの変換
  エレクトロルミネッセンス、各種レーザー
12.化学エネルギーの直接変換
   燃料電池
13.生物学的エネルギー変換
   光合成プロセス
14.原子核エネルギーの熱エネルギーへの変換
   各種核分裂形発電炉、核融合炉
15.地球温暖化対策とエネルギー変換手段