授業科目名				担当教官
計算言語学特論				福本　文代
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
323340	2	(未登録)	1	前期	水	III
［概要と目標］
自然言語を計算という切り口でみる立場は, 20世紀中葉にはじまり, 記号計算の基礎を与える数学理論として, 計算機科学の基盤のひとつを形成している. さらにこの計算的アプローチは, 人間の処理能力をはるかに超えたテキスト情報から, 必要な情報を抽出する検索技術, あるいは, 混沌とした情報の中から新たな知識を紡ぎ出すマイニング技術へと広がっている. 本授業では, 計算方法という立場から言語の処理過程を理解することを目的とする.
［必要知識・準備］
形態素解析, 構文解析に関する基本的なアルゴリズム, 言語とオートマトン, 並びに確率・統計の基礎知識
［評価基準］
授業の内容に関する複数回のレポート(40点), 及び授業の最終回に課す最終レポート(60点)を用いて評価を行う
［教科書］
(未登録)
［参考書］
(未登録)
［講義項目］
１回 自然言語の統計的性質 ２回 言語のエントロピー ３回 隠れマルコフモデルと形態素解析への応用 ４回 確率文脈自由文法 ５回 確率文脈自由文法の構文解析への応用 ６回 確率も出るの推定と単語の対応付けへの応用 ７回 単語クラスタリングのためのモデル ８回 単語クラスタリングのためのモデル ９回 情報検索の基礎(文書とその表現) １０回 情報検索の基礎(索引付け) １１回 情報検索の基礎(検索質問の表現と拡張) １２回 情報検索の基礎(検索アルゴリズム ,単純な文字列照合) １３回 情報検索の基礎(検索アルゴリズム, KMP, BM法) １４回 情報検索の基礎(検索アルゴリズム, AC法) １５回 情報検索の基礎(評価)