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授業科目名 | 健康管理学特論 | ||
時間割番号 | 536401 | ||
担当教員名 | 小山 勝弘 | ||
開講学期・曜日・時限 | 前期・金・II | 単位数 | 2 |
<対象学生> | |||
教育学研究科保健体育専修(1,2年次生) | |||
<授業の目的および概要> | |||
健康管理活動の柱になる「運動・栄養・休養」についての基本的知識を涵養し,科学的根拠に基づく論理的思考により各種事例に対する論議を展開する.様々な健康情報の発信源を同定し,その根拠となる研究等を丹念に精査し,情報の真偽に関して結論を導く,という一連の作業プロセスを習得する.また本授業では,適正な研究デザインの構築法に関する知識を学び,プレゼンテーション能力の向上をも目指す.以下に具体的な到達目標を示す. 1.研究デザインにおける「科学的根拠の強さ」を判別し,先行研究の成果を自ら解釈できる 2.健康管理活動で求められる,望ましい運動・栄養・休養に関して多面的に理解できる 3.パワーポイント等を用いた適切なプレゼンテーションを授業前に準備し,発表により問題提起を行い,ディスカッションによりさらに理解度を深めることができる |
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<授業の方法> | |||
講義と演習 | |||
<成績評価の方法> | |||
1.出席 授業回数の3分の2以上の出席が単位取得の条件となる 2.授業中の活動 授業中の取り組みについて,主体性(関心・意欲),工夫(論理的思考・判断)の観点から評価する(20%) 3.試験 定期試験は行わない.複数回担当することになるプレゼンテーションの準備,発表,ディスカッションを評価対象にする(十分な資料収集,論理的判断,内容の正確度,問題提起の明解さ,発表の工夫など,80%).プレゼンテーションは履修する院生が輪番制で行い,担当テーマは授業時に決定する. |
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||
授業に際して十分な準備作業が求められる.様々な仮説を論証するための手続きとして,「原著」にあたる必要性があることを認識し,実践できるようになって欲しい. | |||
<テキスト> | |||
<参考書> | |||
(未登録) | |||
<授業計画の概要> | |||
1.オリエンテーション(本授業の進め方,学習内容,評価方法,参考書等の紹介) 科学論文のデザイン法 エビデンスの強さとは? 2.各種研究デザインの長所と短所 3.仮説「運動が虚血性心疾患の予防因子となる」を検証する (プレゼンテーションの進め方を習得する狙いも含める) 4-14.院生によるプレゼンテーション(仮説の提示,原著の探索と検証,ディスカッション,結論) 「運動」,「栄養」,「休養」の3つにカテゴリー化し,それぞれについて1題ずつ検討する仮説を設定する.設定テーマは任意とするが,風説に近いものはできるだけ避けるようにする. 例) ・「運動をすると抵抗力が増し,感染症に罹患しにくくなる」 ・「食物繊維の摂取不足が大腸癌の危険因子となる」 ・「8時間睡眠が十分な心身の休養には必須である」 15.総括(情報を読みとる目を育てることの重要性) |