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授業科目名 数学演習I
時間割番号 192186
担当教員名 中井 喜信
開講学期・曜日・時限 後期・月・V 単位数 2
<対象学生>
数学教育専修・数理情報コースの一年次生に限る。
且つ、上記の学生は必ず受講すること
<授業の目的および概要>
線形代数学の標準的・基本的・定石的な計算例、引っかかりやすい罠,一寸したコツ等の訓練。本体の講義で時間的制約等で触れ難かった事の注意をする。
<授業の方法>
線形代数学I・IIのテキストを利用。適宜、他プリントも使用。毎回、時間中の計算を提出させる。
<成績評価の方法>
普段の授業の出席・提出物と、試験に依る。
普段、出席せずに、期末試験を受ければ合格と思っている人は多分、まともには、解答できない。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
演習の時間中のみしか、考えない人が殆どだが、寝る間も考える位に考えよう。行き当たりばったりでは、思考力は身に付かない。
中井の研究室はK216室です。質問等の人は、戸にメモで連絡されたし。
<テキスト>
  1. 「線形代数学I・II」のテキストを毎回持参すること。度々プリントを配布する。
<参考書>
  1. 適宜、指示する。
<授業計画の概要>
・ベクトル空間であるかどうか、部分空間であるかどうか。
・掃き出し法;連立1次方程式・解の自由度・係数行列の階数・ベクトルの組の与える次元、計算上のコツ・用心すべき事、行の基本変形
・1次結合、1次独立・底・次元、係数体
・「c・X=0ならばc=0またはX=0」と「公理 1・X=0」
・線形写像、その行列表示
・同じ空間の「底の変換」、線形写像の行列表示の底の変換との関連
・次元公式;部分空間のと、線形写像のと2種有り
・階数;行列のと線形写像のと2種有り
・部分空間の2つの表示と行列・ベクトルとの関係。各場合の底の求め方
・複素数の3表示;x+iy,r・exp(it),2x2行列 {{x, -y},{y, x}} の相互の関係と役割
・正方行列の標準形・対角化・固有値・固有ベクトル;Jordanの標準形(これは時間切れになることが多い)
・内積