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授業科目名 | 簿記学第二(本年度非開講) | ||
時間割番号 | 182187 | ||
担当教員名 | 小林 憲次郎 | ||
開講学期・曜日・時限 | 後期・月・III | 単位数 | 2 |
<対象学生> | |||
(指定なし) | |||
<授業の目的および概要> | |||
この授業では、簿記学第一の前提であった英米式簿記法、単一仕訳帳元帳制、分記法から、さらに下記「授業の方法」1~5の簿記法に発展させる。授業の流れは簿記学第一の流れ(1.仕訳,2.転記,3.試算表、4.精算表、5.決算、6,帳簿の締切、7.財務諸表の作成)と同様であるが、その分、難易度が多少高くなる。 またこの授業では、簿記学第一よりも高度の資格試験及び実務に即対応できる能力を育成することも目的としている。 |
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<授業の方法> | |||
この授業では、1.簿記法:英米式と大陸式簿記法、2.帳簿組織:補助簿併用制と特殊仕訳帳制、3.組織形態:個人と法人、4.業種:物品販売業(「商品」を販売する業種)、5.1年間の利益の算出方法:三分法、を前提とする。ここでは特に、1.の大陸式簿記法、2.の特殊仕訳帳、5.の三分法の処理方法に力を入れる。新しい簿記方法が入ってくるが、簿記学第一の基本を理解していれば十分対応できる。 |
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<成績評価の方法> | |||
出席状況(50%) 定期試験(30%) 板書したもののノ−トへの記入状況(20%) |
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||
簿記もこのレベルになると、前の段階(前週)が分からないと次の段階(今週)も分からなくなる。従って、出席を重視する。 参考書は特に指示しない。毎回のプリントを完全に理解して行けば、相当の実力がつくはずである。 できるだけ電卓を持参のこと。 |
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<テキスト> | |||
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<参考書> | |||
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<授業計画の概要> | |||
(1~7によって、各勘定科目特有の会計処理を学ぶ。同時に補助簿への記入方法も理解し、12.13.の特殊仕訳帳制の足掛かりを作っておく。) 1.現金と現金出納帳 2.当座預金、当座借越、小口現金、小口現金出納帳 3.売上・仕入と仕入帳と売上帳、商品有高帳 4.売掛金・買掛金と売掛金元帳・買掛金元帳 5.約束手形・為替手形の振出→受取→取立→裏書→割引→不渡→更改 (注)手形取引は非常に重要な論点である。ここでは上記矢印の順に基本取引で理解しておこう 6.受取手形記入帳、支払手形記入帳 (注)この補助簿の記入は、上記5.の手形取引を完全に理解しておかないと分かりにくい。 7.その他の債権・債務、資本金と税金 (注) その他の債権債務には次のものがあるが、「○と○」というようにセットで理解してお こう。貸付金と借入金、未収金と未払金、前払金と前受金、仮払金と仮受金、立替金と預 り金、他店商品券と商品券 (以下11.までの項目は「決算修正事項」という。修正事項の意義、修正仕訳の方法等をよく理解する。特に、「決算修正仕訳」が重要であるが、この代表的仕訳パタ−ンをイ~ホに示した。 8.イ.期末商品の評価(仕入勘定で売上原価を算出する仕訳) 仕 入 ×× 繰越商品 ×× 繰越商品 ×× 仕 入 ×× ロ.貸倒引当金の設定(差額補充法) 貸倒引当金繰入 ×× 貸倒引当金 ×× ハ.売買目的有価証券の評価(時価法による評価) 有価証券評価損 ×× 有 価 証 券 ×× 又は 有 価 証 券 ×× 有価証券評価益 ×× 9.ニ.有形固定資産の減価償却(直説法と定額法) 減価償却費 ×× 減価償却累計額 ×× ホ.費用・収益の見越し・繰延べ 支 払利 息 ×× 未 払利 息 ×× 前払保険料 ×× 支払保険料 ×× 未収手数料 ×× 受取手数料 ×× 受 取家 賃 ×× 前 受家 賃 ×× 10.精算表(8桁)の作成 (注)簿記学第一の精算表は6桁精算表であったが、ここでは8桁精算表の作成方法を理解す る。実務及び資格試験では必ず必要となる項目である。 11.貸借対照表と損益計算書の作成 (注)簿記学第一と意義、作成方法は同様であるが、ここでは「報告式」による様式を知ってお こう。実務及び資格試験ではではこれが主流である。ちなみに簿記学第一の様式は「勘定 式」であった。 12. 英米式簿記法による特殊仕訳帳制 (注)この簿記法による「転記のル−ル」を理解する。特に特殊仕訳帳から総勘定元帳への転記 について 13. 大陸式簿記法による特殊仕訳帳制 (注)多少難解かも知れないが、ここでもこの簿記法による「転記のル−ル」を理解する。特に 普通仕訳帳への合計仕訳の方法とここから総勘定元帳へ転記する方法を。 |