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授業科目名 アジア社会文化論II(本年度非開講)
時間割番号 181004
担当教員名 (     )
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
教育人間科学部2~4年次生
<授業の目的および概要>
 西嶋定生氏が提唱した東アジア世界論は、今日に至るまで紀元前後から、19世紀に至る東アジア地域の政治、経済、社会、文化など広範な歴史事象を論じる枠組みとして中枢的な位置を占めている。この枠組みを議論の出発点としつつも、その仮説自体は、それが生み出された時代における歴史家の主体的な営為によるものであることを自覚的に捉え直し、現在の立場から批判的に検討してみたい。具体的には古代の東アジアにおける漢字文化圏の形成を検討することにする。近年、韓国では石碑や木簡などの発見が相次いでおり、こうした文献以外の文字資料の分析を手がかりとしたい。
<授業の方法>
 資料を配布し、資料に基づいて講義を進める。随時、映像資料も利用する。一方的な講義にならないよう、対話の形式も取り入れたい。
<成績評価の方法>
 授業終了後に、講義をどのように受けとめたか自分の考えをレポートにまとめてもらう。
 成績は出席とレポートを勘案する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 これまでの歴史学は、近代の国民国家を単位とする一国史に依拠する。この講義では一国史を超える歴史の想像力について考える契機になるように議論をすすめたい。
<テキスト>
  1. 『古代東アジア文化圏の形成』 , 山川出版社, ISBN:4634340704
<参考書>
  1. 『古代東アジア世界と日本』 , 岩波書店, ISBN:4006000251
  2. 『古代東アジアの民族と国家』, 岩波書店 , ISBN:4000029037
  3. 『古代を考える 日本と朝鮮』, 吉川弘文館, ISBN:4642021930
  4. 『植民地近代の視座』, 岩波書店, ISBN:400023398X
<授業計画の概要>
(未登録)