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授業科目名 生活と法
時間割番号 180371
担当教員名 山口 亮子
開講学期・曜日・時限 前期・金・II 単位数 2
<対象学生>
(指定なし)
<授業の目的および概要>
生活のなかにで生じる法律問題について幅広く調査し、議論しながら問題を追求する。
法律を考えるプロセスを学習する。
<授業の方法>
生活のなかで生じる法律問題について取り上げ講義を行い、それに関した例題についてレポートを課す。レポートは、小説よりも奇な事実関係の事例の問題を出す。
提出されたなかからユニークなレポートを選び出し、選ばれた数名の学生は再度それについて調査を行い、授業のなかで報告してもらう。
なお、適宜資料やレジュメをCISにおくので、各自印字して授業に持参すること。
<成績評価の方法>
出席数はもちろんのこと、レポートの内容、調査および報告と、議論の積極性を評価する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
社会に生起する法的問題について、積極的な問題意識を持って自ら調べ、柔軟性のある発想によって自分の頭で考える訓練をして下さい。またその法的課題について、人に分かるように自分の言葉で説明できる能力を養って下さい。
なお、質問はメールでも受け付けます。ryoko@yamanashi.ac.jp
<テキスト>
  1. 児童虐待のポリティクス, ISBN:4750322814,
    ((参考書))

  2. 脳のなかの倫理―脳倫理学序説, ISBN:4314009993,
    ((参考書))

  3. 家族と扶養, ISBN:4887204760,
    ((参考症))

  4. 離婚判例ガイド, ISBN:4641018626,
    ((参考書))

  5. 家族の法, ISBN:4641133832,
    ((参考書))
<参考書>
  1. 結婚と離婚の法と経済学, ISBN:4833223570
  2. 家族思想と家族法の歴史, ISBN:4642037667
  3. 親権の判例総合解説, ISBN:4797256540
  4. なくそう 婚外子・女性への差別―「家」「嫁」「性別役割」をこえて, ISBN:4750318566
  5. 夫婦の法律相談, ISBN:4641006415
<授業計画の概要>
1.ジェンダー教育の必要性とその方法:ジェンダー・バイアスに基づく教育が子どもたちにどのような影響を与えているか?
2. 職場における法律問題:管理職に女性が少ないのはなぜなのか?
3.生についての自己決定権:個人の生む自由を国家が管理できるのか?中絶は女性の権利か?先進国におけるreproductive health/rightsの問題
4.死についての自己決定権:死ぬ権利はあるのか?
5.同性愛と性同一性障害に関する法律問題:同性愛と性同一性障害との違い。世界の同性婚事情。同性婚は可能か?
6.児童虐待:児童虐待の事実と法律が果たしうる役割
7.ドメスティック・バイオレンス:DVとは何か?DVはなぜ生じるのか。DVについて法律が果たしうる役割
8.アメリカの離婚と離婚後の親子関係:離婚後親子の交流は子どもにどのような影響を与えるのか、またそれはどのような法制度で確保されているのか。アメリカ法と日本法の比較。