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授業科目名 知的障害児指導法II
時間割番号 164042
担当教員名 古屋 義博
開講学期・曜日・時限 後期・月・IV 単位数 2
<対象学生>
障害児教育コース2~4年次
<授業の目的および概要>
 知的障害者を教育する養護学校(通称「知的障害養護学校」)の教育課程編成と授業のあり方について論ずる。
 『盲学校,聾学校及び養護学校学習指導要領』の活用,および知的障害養護学校の授業場面(VTR)の視聴など行う。それにより,
○領域・教科を合わせた指導の形態の代表例である「生活単元学習」「遊びの指導」「日常生活の指導」「作業学習」の趣旨
○知的障害養護学校の各教科の特徴
○「総合的な学習の時間」と「生活単元学習」の相違点など
についての理解を図る。
<授業の方法>
第1回~ 講義形式
第7回~ グループを編制して実施
      (グループごとに指導案の復元,発表,討論などを行う)
<成績評価の方法>
主に試験で評価。
 ・「出席」「レポート」「指導案復元」を考慮に入れる。
 ・試験の際の持ち込みは以下に示す「学習指導要領解説3冊」可。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 「障害の概念」「精神遅滞(行政用語・知的障害)の定義」「養護学校の教育課程編成上の特例」に関する基礎的な知識が十分にあることを前提に授業を展開する。
<テキスト>
  1. 盲学校,聾学校及び養護学校学習指導要領解説−総則等編−一部補訂, 海文堂出版, ISBN:4303124117
  2. 盲学校,聾学校及び養護学校学習指導要領解説−各教科,道徳及び特別活動編−, 東洋館出版, ISBN:449101602X
  3. 盲学校,聾学校及び養護学校学習指導要領解説−自立活動編−, 海文堂出版, ISBN:4303124303
  4. 山梨大学教育人間科学部, 教育実習の手引き, 山梨大学教育人間科学部,
    (第3・4単元(第7~14回)で使用します。授業の際,必ず持参してください。)
<参考書>
  1. 清水貞夫・玉村公二彦, 障害児教育の教育課程・方法, 培風館, ISBN:456305772X
  2. 障害児教育の「総合的な学習の時間」, 田研出版, ISBN:4924339849
  3. 高山佳子, はじめての特別なニーズ教育, 川島書店, ISBN:4761007192
<授業計画の概要>
第1単元:第1回
 知的障害養護学校に在籍する知的障害児の定義
第2単元:第2~6回
 知的障害養護学校の教育課程
   ○知的障害養護学校用の各教科の特徴
   ○領域・教科を合わせた指導
   ○自立活動と各教科との関係
   ○・総合的な学習の時間と領域教科を合わせた指導との関係
第3単元:第7~10回
 知的障害養護学校の授業研究(1)
   ○授業(VTR)を見て,各グループごとに指導案を復元
   ○次の授業の指導案を作成
第4単元:第11~14回
 知的障害養護学校の授業研究(2)
   ○授業(VTR)を見て,各グループごとに指導案を復元
   ○次の授業の指導案を作成