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授業科目名 | 英語教育の諸問題II | ||
時間割番号 | 163952 | ||
担当教員名 | 田中 武夫 | ||
開講学期・曜日・時限 | 後期・木・II | 単位数 | 2 |
<対象学生> | |||
(指定なし) | |||
<授業の目的および概要> | |||
本講座の目的は、英語教育における評価とテストの方法について学び、教師として生徒の英語力を伸ばすための評価を行う力を育成することとする。そこで、英語教育における評価とテストに関するこれまでの知見を学び、どのようなことを知って評価およびテストを実施していく必要があるかを探り、英語授業を行うなかでの評価のあり方や実際にテストを効率的に行うことのできる力の育成を目指す。 | |||
<授業の方法> | |||
この授業で行うこと ・教科書および配布資料を読んで内容を確認する→これまでの知見を理解する ・前もって与えられた質問に答え討論する→問題の本質の理解を深める ・与えられた課題をもとに研究課題を考え発表する→評価方法やテスト作成に関し具体的に考察する 輪読形式ではなく、教科書および配布資料をもとに、その内容に対する議論形式で行う。まず、資料内のキーワードおよび重要概念の理解度を確認する。授業中の議論を深めるために、資料に直接的・間接的な質問を前もって授業で提示し、それに答える簡単なレポートを書いてもらう。それに基づき授業内での議論を行うことにする。英語の評価とテストを実施する際に、どのような問題があるのか、どのように応用できるかについて議論を深める。 |
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<成績評価の方法> | |||
出席および授業中の議論への参加 25% 授業において出される課題の提出状況 25% 期末レポート 50% 期末レポートでは、本講座で学んだことを基にして、中学校での英語の期末テスト問題を作成することとする予定。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||
英語教師になってからは英語授業だけでなく生徒指導など多忙な教師生活を送ることになります。英語授業や評価方法を時間をかけて深く考えたり、指導内容や方法の本質を問い自分の指導を省みたりする時間をとることはなかなか難しい状況です。評価やテストに関する知識を身に付け、自分の力でテストを作成する力を身につけたり、本当の教育評価のあり方を考えておくことはとても大切だと思っていいます。本講座では、英語教育における重要な課題である評価とテストを取り上げ、受講生とともに、英語教師にとって、何が評価とテストにおいて重要で、何を考えなければいけないのかを議論しながら、英語教育における評価に興味をもつきっかけをつくってもらいたいと思います。オフィスアワーは、木IV限(14:45−16:15)です。 | |||
<テキスト> | |||
<参考書> | |||
<授業計画の概要> | |||
第1回 教育評価の意義と役割とは何か?(形成的評価と診断的評価) 第2回 英語力の本質とその評価方法とは?(コミュニケーション能力・観点別・絶対評価) 第3回 良いテスト作りのポイントとは? 第4回 音声や文字に関する知識の評価とテストとは? 第5回 文法知識の評価とテストとは? 第6回 語彙知識の評価とテストとは? 第7回 機能に関する知識の評価とテストとは? 第8回 意欲・関心・態度の評価とテストとは? 第9回 リスニングの評価とテストとは? 第10回 リーディングの評価とテストとは? 第11回 スピーキングの評価とテストとは? 第12回 ライティングの評価とテストとは何か? 第13回 異文化理解に関する知識の評価とテストとは? 第14回 総合的テストとは? 第15回 定期テストを作ってみよう |