授業科目名	住環境論
時間割番号	163663
担当教員名	田中　　勝
開講学期・曜日・時限	後期・火・I	単位数	2
＜対象学生＞
(指定なし)
＜授業の目的および概要＞
快適で安心・安全な住環境とはどのようなものであり、またそれを実現していく手だてを考えていくために、住居単体から敷地レベル、街区、地域・地区、都市に至るまでのさまざまな単位における住環境の現状と問題・課題を整理しつつ、人間生活と自然及び人工的環境との共生を目指した住環境の計画理論や技術について概説する。内容としては、日本の都市計画（主として土地利用）の仕組み、戸建て住宅の住環境、高層住宅の安心・安全、公営住宅団地のコミュニティ再生、地震に強い住まいづくり、家庭内事故とバリアフリー、環境共生住宅、室内環境（換気、採光、照明、防音・遮音等）の調整、シックハウス症候群等を予定している。
＜授業の方法＞
授業ではプリントを配布する。またビデオやパワーポイント等を活用する。
＜成績評価の方法＞
課題レポート、出席状況、授業態度、定期試験の成績などを総合的に評価する。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
「住居学概論」（前期）を受講しておくのが望ましい。
＜テキスト＞
特に指定しない。
＜参考書＞
授業中に適宜紹介する。
＜授業計画の概要＞
１．住環境とは何か？ ２．住環境の評価 ３．都市の住環境(1)　都市計画とゾーニングの役割 ４．都市の住環境(2) 建ぺい率と容積率 ５．土地区画整理事業 ６．戸建て住宅の敷地と住環境(1)敷地条件と住環境 ７．戸建て住宅の敷地と住環境(2)伝統的民家にみる住環境 ８．住宅団地の住環境とコミュニティ問題 ９．高層住宅の安心・安全 10．高齢社会の住環境計画 11．室内環境(1)温熱環境 12．室内環境(2)換気　 13．室内環境(3)シックハウス症候群 14．環境共生住宅 15．エコロジカル・ハウジング（英国とドイツの事例）