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授業科目名 | 有機化学 | ||
時間割番号 | 162645 | ||
担当教員名 | 廣瀬 裕子 | ||
開講学期・曜日・時限 | 前期・月・I | 単位数 | 2 |
<対象学生> | |||
理科教育専修及び環境科学コース | |||
<授業の目的および概要> | |||
生物の組織はどれも有機化合物から成り立っている。われわれが食べる食品も、医薬品も、生活に必要な様々な物質も多くは有機化合物から成り立っている。有機化合物の化学を学ぶことは、生命や生物を理解するために必須である。この講義では、有機化合物の構造と結合、分子の形、対称性、命名法、反応機構、反応速度と熱力学等について学ぶ。また、分子が大きいとか複雑であるとかに関係なく、含まれる官能基によって有機化合物の反応性等の化学的な性質が支配されていることを学ぶ。 | |||
<授業の方法> | |||
教科書を中心とした講義を行いますが、基礎的な考え方をしっかり身につけていただくために、毎回小テストを行います。小テストの解説は、次回の講義の直前8時30分から行います。 | |||
<成績評価の方法> | |||
毎回の小テストでは、基礎的な事項の理解度を確認します。また、1回目(構造と結合、有機化合物の命名、官能基と化合物、アルカン)、2回目(アルケン、アルケンの付加反応、芳香族化合物、芳香族求電子置換反応)、3回目=期末(極性反応とラジカル反応、立体化学、求核置換反応、脱離反応)に分けて、テストを実施し、項目ごとの達成度を確認します。ただし、講義の到達度によりテスト範囲を変更することがあります。以上のことを総合して、以下のような配点で評価します。小テスト25%(出席の確認にもなります)、3回のテスト75% | |||
<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||
有機化学の入門書は図書館にも多数収蔵されています。講義では十分に理解できなかった点は、教科書ばかりでなく他の入門書を参考にするなどして、有機化合物の反応性や物性を自分の言葉で解説できるまでになってほしい。毎回の講義では、30分程度前から講義室にいますので、質問等の時間にしてください。 | |||
<テキスト> | |||
<参考書> | |||
<授業計画の概要> | |||
以下の予定で進める計画ですが、小テストの結果から判断して、十分な理解が得られなかった内容があった場合には、計画通りに進めないこともあります。その場合には、後半に予定している項目まで講義出来ないことがあります。 1~3週 原子の構造、化学結合、混成軌道、IUPAC命名、置換基、異性体、有機化合物の見分け方、 身近な有機化合物 4~7週 アルカン、アルキル基、アルカンの性質、ニューマン投影図、アルケン、幾何異性、 アルカンの電子構造、求電子付加反応、マルコフニコフ則、反応エネルギー図 8~11週 共役、芳香族性、共鳴、芳香族化合物、芳香族求電子置換反応、置換基効果 12~15週 極性反応とラジカル反応、反応機構、結合の解裂、反応速度と熱力学、立体化学、 キラリティー、光学活性、求核置換反応、脱離反応、ハロゲン化アルキルの反応、 アルコールの反応 |