山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 国語学演習IG
時間割番号 162004G
担当教員名 長谷川 千秋
開講学期・曜日・時限 前期・月・III 単位数 2
<対象学生>
2~3年
<授業の目的および概要>
【目的】テキストを忠実に読み解き、それを発表することを通して、日本語への問題意識の持ち方、問題意識を調査へと発展させる方法、調査して得られたデータを論理的に分析する方法を学び、国語学的素養を養うことを目的とする。この目的は、国語の教材研究の方法に通じていくことになる。
【概要】『浮世風呂』を国語学的に読む
1809~1813年にかけて刊行された『浮世風呂』は、銭湯を舞台にさまざまな人物の会話が中心に描かれ、文化文政期の江戸語を考える際の好資料である。本文を注釈しながら、語彙・文法・表記・音韻などのさまざまな問題点を見いだしていく。
<授業の方法>
講義と受講生の演習発表による
<成績評価の方法>
演習発表とレポート
<受講に際して・学生へのメッセージ>
演習発表は、聞き手にわかりやすい口頭説明の方法を模索する場でもある。他の学生の発表を聴いて、自分の発表に生かすようにしてほしい。
国語学概論を履修していること、また後期に国語学演習IIFを履修することが望ましい。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 浮世風呂 戯場粋言幕の外 大千世界楽屋探(新日本古典文学大系86), 岩波書店, ISBN:4002400867
<授業計画の概要>
以下の項目をキーワードとして、授業を進めていく。
 1.資料に関する基礎的な整理
 2.文学史に関わる基礎的な整理
 3.江戸後期の日本語とはどのようなものか。
 4.江戸後期の文化・風俗
詳細は授業時に指示する。