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授業科目名 現代教育論
時間割番号 100301 A
担当教員名 榊原 禎宏
開講学期・曜日・時限 前期・火・III 単位数 2
<対象学生>
興味のある学生ならばすべて履修可。ただし本授業と「現代教職論」は導入部が共通しているので、本授業を履修する場合「現代教職論」については同高橋担当を選択することが望ましい。
<授業の目的および概要>
「教育」という聞き慣れた言葉をとくに学校教育に即して分析することにより、被教育体験を相対化するとともに、新しい教育関係を構想できるよう促すことを目的にする。概要については別欄のとおり。
<授業の方法>
授業者とのやりとりだけではなく、AV資料や受講者間でのミニワークを通じて、多様な教育理解に接することができるように進める。
<成績評価の方法>
出席ではなく参加することが評価を受ける前提となる。授業および授業間に課されるミニワーク、レポート作成とコメント、自己評価を総合して評価する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
慣れ親しんだ言葉ほど意外によくわかっていないものです。これまでずっと「学校浸け」で来たみなさんが自分の被教育体験を振り返るとともに、これからどんな教育が望ましいのか、そしてありうるのかを考えることのできる機会になればと思います。積極的な参加を求めます。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 教育研究ハンドブック, 世界思想社, ISBN:479071103X
  2. 山田恵吾ほか, 教育史から見る学校・教師・人間像, 梓出版社, ISBN:4872626230
  3. 広田照幸, 思考のフロンティア 教育, 岩波書店, ISBN:4000270079
  4. 南新秀一ほか, 新・教育学, ミネルヴァ書房, ISBN:4623037363
  5. 佐藤淑子, イギリスのいい子 日本のいい子 自己主張とがまんの教育学, 中央公論社, ISBN:4121015789
<授業計画の概要>
以下、予定。
1. イントロダクション
2.教育の学び方入門
3.努力と結果−教育評価とは
4.「頭がよい」とは−学力
5.伝えるとは−コミュニケーション力
6.教育をめぐる価値
7.生徒という存在
8.学校の誕生
9.「体罰」と教育
10.学校の儀式
11.「教える」と「学ぶ」
12.教育と笑い
13.共同幻想としての教育
14.まとめ