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授業科目名 ドイツ語W(中級)
時間割番号 055231F
担当教員名 工藤 眞一
開講学期・曜日・時限 前期・水・II 単位数 2
<対象学生>
ドイツ語A,Bの修得者
<授業の目的および概要>
 近年、「異文化理解」という言葉を耳にする機会が増えてきたように感じます。その

言葉の背景には、自国をも含む広範な文化現象全般に対する様々な視点が含まれている

と思われます。この時間ではその意味からも、特に「日本におけるドイツ」、「ドイツ

における日本」という視点に立って、その両方に関心を持ってもらえるジャンルとし

て、「俳句=ハイク」を取り上げてみたいと思います。日本固有と思われがちな俳句を、

ドイツ語、ドイツ文化という全く異なった環境のもとに味わい、観賞し、あらためて日

本のことをあれこれと考えてみたいと思います。5-7-5 のわずか17文字からできてい

る世界最短の詩、俳句。俳句は世界の共通の文芸の一つとして認められています。ドイ

ツ語で出版された俳句集の中から、プリントを作成しましたので、それを皆さんと一緒

に辞書を引きながら、楽しく読んでみたいと思います。

ドイツ語のハイクも創ってみましょう。また今年はドイツでサッカーのワールドカップ

も行われます。この授業を受講して、ドイツを知る絶好のチャンスにして下さい。
<授業の方法>
* 注意 

「テキスト」はプリントを使用し、開講時に配布しますので、受講希望者は必第一回目

に出席し、このプリントを受け取ることを履修の必須条件とします。

その後は配布しませんので特に注意して下さい。




1. 最初に受講者が各自が配付したプリントの中から自分の担当のドイツ語俳句を選                  
  ぶ。(十分なアドヴァイスをします)

2. 各自、授業時間内で、辞書を使い、その日本語訳を書く。
  その後、それを俳句の(5-7-5)に直す。それらを時間内で発表する。

3. その日本語のオリジナルのあるものは探す。

4. ドイツ語俳句と自分の訳、日本語のオリジナル(芭蕉や一茶など)とを比較して、  
  自由な感想をまとめる。

5. 以上をまとめて各自、決められた期日にレポートとして提出する。
<成績評価の方法>
全授業時間数15回の中、13回以上の出席を最重視します。

具体的には、出席も含めた平常の評価を50%、学期終了時のレポート提出を50%として評

価します。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 予習は特別に求めませんが、授業の内容上、毎時間、独和辞典は必ず持参することを履修の最低条件とします。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 独和辞典や参考書などは開講時に教室で指示します。
<授業計画の概要>
第1 回 この授業に関するガイダンス 

第2 回 俳句とドイツ語ハイクについて(1)

第3 回 俳句とドイツ語ハイク」について(2)

第4 回 俳句とドイツ語ハイク」について(3)

第5 回 俳句とドイツ語ハイク」について(4)

第6 回 俳句とドイツ語ハイク」について(5)

第7 回 俳句とドイツ語ハイク」について(6)

第8 回 俳句とドイツ語ハイク」について(7)

第9 回 俳句とドイツ語ハイク」について(8)

第10 回 俳句とドイツ語ハイク」について(9)

第11 回 俳句とドイツ語ハイク」について(10)

第12 回 俳句とドイツ語ハイク」について(11)

第13 回 俳句とドイツ語ハイク」について(12)

第14 回 学期終了時レポート提出

第15 回 ドイツ語ハイク観賞と授業全体のまとめ