授業科目名	【ゼ】数学好き集まれ（挑戦！数学オリンピック
時間割番号	053107S
担当教員名	佐藤 眞久
開講学期・曜日・時限	前期・木・I	単位数	2
＜対象学生＞
全学部１年次生２０人以下
＜授業の目的および概要＞
日本では高校までに相当高いレベルの数学を勉強してきている。 大学に入学してくる学生の持っている数学の知識は相当なものである。 しかし、一方で豊かな発想を持って数学の問題に取り組む経験は少ない のではないか。そこで、数学が好きで好きでたまらない学生を対象にして セミナー形式で数学の発想を高めていく。 そのために、数学オリンピックに出題された問題を解くことで 豊かな発想をすることの素晴らしさを味わい、数学に対する正しい観念を 身につけ、柔軟な発想を展開できる基礎を身につける。 　なお、数学オリンピックは世界の高校生が集まり出題された数学の問題を 自由な発想で解いて得点を競うものである。
＜授業の方法＞
数学オリンピックに出題された問題にまず触れてみる。 予め解答を見ないで問題を各自が自宅学習で解いておき、 授業で種々の解答を検討し、また用意された解答と比べて発想の違いなどを検討する。 さらに、問題を分析して、高校までに習った数学とそれに対する 各自が作ってきたイメージとのギャップを考えてみる。 更に一歩進んで、数学オリンピックに出題するに相応しい 問題作りに挑戦してみる。
＜成績評価の方法＞
各自の熱意、努力と積極的な講義への取り組み度などを勘案して評価する。 発表があたっている日や無断欠席がある場合は単位が出ません。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
数学が好きで好きでたまらない学生が対象である こと、自宅学習で時間が相当取られること、の２点を 確認の上受講する必要がある。単位だけ取りたいとか、 努力をほどほどしかしないで単位を取りたい、といった 軽い気持ちでは受講してはならない。問題をわからなければ 寝ても考える位の気概が必要である。 　パターン化された数や数学を勉強してきた皆さんに 柔軟に物事を考えると、こんなに面白いのか、また 理解がしやすいのかという感動を味わって貰いたい と思います。 　この講義はゼミですので、セミナー形式ですすみます。 欠席すると授業が成立しないので、欠席は出来ません。 どうしても欠席する場合は数週間前に申告する必要があります。
＜テキスト＞
数学オリンピック　２０００−２００５, 日本評論社, ISBN:4535784531
＜参考書＞
(未登録)
＜授業計画の概要＞
(未登録)