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授業科目名 家庭の中のエレクトロニクス
時間割番号 053031
担当教員名 石川 稜威男/藤間 一美/居島 薫
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
身の回りの電子機器に目を向け、エレクトロニクスの基礎を広い視野で理解する。動作原理や機器の機能等の講義に加えて、人への配慮、社会や環境に与える影響への配慮等についても講義を行う。
<授業の方法>
視覚情報を多用した講義を主体とする。
<成績評価の方法>
随時に課すレポートと3 回の課題レポートにより総合的に判断する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 特に指定しない。
<参考書>
  1. 特に指定しない。インターネットを用いた情報の収集も考慮する。
<授業計画の概要>
講義は個々の電子機器についての解説でなく、基本的な原理を視野において、工学的、科学的センスでエレク トロニクスを理解しつつ、人間社会との関係を見つめ直す。
1.家庭のエネルギー源としての電気(藤間)
   一般家庭に供給される交流100V./50−60Hz 30Aの意味
   周波数の変換、直流への変換。 その必要性と効率。
2.安全性、公共性、経済性、その規格(藤間)
   ライフラインとして約束されること。
3.家電電化製品の中で姿を変える電気エネルギー(藤間)
  光への変換(照明器具)、動力への変換(洗濯機、掃除機)、熱への変換
(電熱器、空調機器、調理器具)、電池(種類、容量、性能の限界)
4.人に優しいエレクトロニクスをめざして(藤間)
   電源、信号ケーブル、リモコン、操作ボタン、デザイン、収納、手入れ
5.エレクトロニクスを支える物理/物性科学(居島)
   物理現象の種類{電磁気(モーター、発電機)、励起脱励起現象(赤外吸
収の応用、発光素子)、電気化学(メッキ、研磨)}
6.エレクトロニクスのエネルギー的側面(居島)
   太陽エネルギーと電気エネルギー(世界人口、エネルギー収支、エネルギー密度)
   電力発生方法と輸送
7.エレクトロニクスの情報的側面(居島)
   電磁波の利用{電磁波(多くの情報を伝える工夫=変調)、光(容量)}
8.エレクトロニクスのミクロな世界(居島)
   機器分析の原理 (半導体プロセス等にも関連)
9.知覚のものさしと物理のものさし(石川) 
  視覚器官とその特長、視覚に関係するエレクトロニクス製品の機能1
10.快適な環境とエレクトロニクス(石川)
  視覚に関係するエレクトロニクス製品の機能2
11.知覚のものさしと物理のものさし(石川)
  聴覚器官とその特長、聴覚に関係するエレクトロニクス製品の機能1
12.快適な環境とエレクトロニクス(石川)
  聴覚に関係するエレクトロニクス製品の機能2