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授業科目名 食嗜好の科学
時間割番号 053018 A
担当教員名 時友 裕紀子
開講学期・曜日・時限 後期・火・I 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
 食物の嗜好性を決める種々の要因の他、主として化学的要因である味とにおいの成分を中心に学習する。例として、まず、日本とアジアの発酵食品を挙げ、食物の歴史と地域性について解説する。さらに嗜好性飲料である茶を例にとりあげ、その嗜好性成分と飲用の方法との関係や生理機能について概説する。以上により、先人たちが築いてきた食文化を理解し、自らの置かれている食環境や食生活を検証することを目的とする。
<授業の方法>
講義(プリントやビデオを使用する)。
<成績評価の方法>
 出席3割、講義の際に提出する出席表(講義ごとに内容を指示するので、その点について必ず記述する)2割、定期試験5割により評価する。2/3以上の出席がないと試験は受けられない。中途退出は欠席扱いとなる。受講マナーに欠ける(度重なる遅刻、講義中の私語・携帯電話やメールの使用・飲食)学生は、受験資格を失う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
みなさんが食物に興味・関心をもち、食物を大切にし、自分の食生活は自分で責任を持つ人間に成長することを願って講義をします。
<テキスト>
  1. 特になし。(必要に応じてプリント配布)
<参考書>
  1. 講義の中で紹介する。
<授業計画の概要>
以下、順不同な場合がありますが、ほぼ以下の順番に講義をする予定です。
(1) 食品であるための条件
(2) 世界の食糧生産
(3) 食嗜好を決定する要因
(4) 地域・民族による食嗜好の違い
(5) 味覚と嗅覚
(6) 年齢と食嗜好
(7) 食物の味
(8) うま味と”だし”
(9) うま味と発酵食品: 調味料の歴史と製法
(10) 食物のにおい
(11) におい成分の性質と機能性
(12) 嗜好飲料としての各種茶の製法と嗜好性成分
(13) 茶の楽しみ方と生理機能
(14) まとめ:人はなにをどのようにして食べてきたか?~食物の獲得と調理~
(15) 定期試験