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授業科目名 ジェンダーと子ども
時間割番号 052047
担当教員名 秋山 麻実
開講学期・曜日・時限 前期・火・V 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
ジェンダーとは、性別によって人間を振り分けるときに私たちが用いるさまざまな要素の総体である。したがって、ジェンダーは日常的なふるまい、服装、好み、性質といった種々の局面に「らしさ」として現れ、「常識」や「多さ」、「普通さ」を理由に規範的に作用する。本講義では、ジェンダーが子どもの育つ過程でどのような意味をもつのか、子どもにどのような影響を与え、子どもがどのように文化として継承し、創造していくのかといった問題をとりあげる。
<授業の方法>
原則的には講義形式をとるが、私たちが日常意識しないことに対して目を向けるために、学生間の簡単なディスカッションや発表も行う。
<成績評価の方法>
平常点(ミニレポート)(20%)、および学期末レポート(80%)による。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
討論の機会や、自分の考えを発表する機会を多くもつ予定です。ものごとを疑い、自分で考えることの楽しさを味わうために、ぜひ主体的に参加してください。日常に対する疑問や再考の姿勢を持つこと、互いが持っている多くのアイディアが、互いを刺激し、考えを深めることを自覚して、授業に臨んで欲しいと思います。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 天野正子 木村涼子, ジェンダーで学ぶ教育, 世界思想社, ISBN:4790709922
  2. 学校文化とジェンダー, 勁草書房, ISBN:4326652276
  3. 木村涼子ほか, 教育/家族をジェンダーで語れば, 白澤社, ISBN:476847912X
  4. 望月重信, 教育とジェンダー形成, ハーベスト社, ISBN:4938551810
  5. 大越愛子, 戦後思想のポリティクス 戦後・暴力・ジェンダー, 青弓社, ISBN:4787232517
<授業計画の概要>
1.オリエンテーション
2.女/男に生まれて・・・
3.名付けるということ
4.服装とふるまい
5.6.ジェンダー再生産装置としての学校
7.8.性教育とジェンダーフリー教育とその「問題」
9.新しくて古い「家族」論
10.11.男の子って何でできてる?~もじゃもじゃペーターからハリー・ポッターへ
12.13.女の子って何でできてる?~「姫」にならない選択
14.15.「ジェンダー」論再考