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授業科目名 | 不確実性と情報の経済学(本年度非開講) | ||
時間割番号 | 052003 | ||
担当教員名 | 寺戸 節郎 | ||
開講学期・曜日・時限 | 前期・火・V | 単位数 | 2 |
<対象学生> | |||
全学生対象 | |||
<授業の目的および概要> | |||
われわれが実際に行う意思決定の結果は,状況によって異なります。そのような不確実性のもとで も,われわれは合理的に意思決定を行う必要があります。 そこで,経済主体による意思決定がどのように行われ,そこでは情報がどのような役割を果たすのか を明らかにします。 さらに,情報が不完全または非対称であるとき,どのような不利益が社会にもたらされるのか,それ を防ぐにはどうすればよいかを考えます。 この授業では, (1)合理的な意思決定を行うための論理的な思考能力, (2)不確実性のもとで合理的な意思決定そのものを行う基礎的能力, (3)表計算ソフトを意思決定ツールとして活用する基礎的能力 などを養うことを目指します。 |
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<授業の方法> | |||
授業ではまず,各テーマについて具体的な事例(天候や保険,出資商法など)を取り上げて理論的に 説明します(講義)。 次に,表計算ソフトを用いて設例の計算を行い(演習),各テーマの内容について体験的に学習して 理解を深めます。 |
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<成績評価の方法> | |||
出席状況と定期的に課すレポートによって評価します。 出席: 40% レポート:60% |
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||
われわれは経済行為を毎日行っています。その結果,そのことが当たり前になっています。もう一 度,経済行為や身近な経済・社会の仕組み意識して見直してください。 入学1年目の勉学への取り組み方は大学でのそれ以降の学習・研究を左右します。1年生は学習・研 究への主体性を養うように心がけてください。 内容を十分に理解するには所定の自習(学則第24条を参照してください)が必要です。講義では四 則演算も用います。 設例の計算は教室備え付けのパソコンを利用します。情報処理教室を利用する際のマナーを守ってく ださい。2年生以上のひとでパスワードの不備等により情報処理教室のパソコンを利用できないひと は,あらかじめ所定の手続きすませ,利用できるようにしておいてください。 オフィスアワー: 講義内容等について質問がある場合は, 月曜日16:30~18:00に, 研究室(K317) に来てください。予約は必要ありません。 オフィスアワー以外の時間でも、校務に支障がない限り、質問等を受け付けます。 4月12日より開講します。 |
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<テキスト> | |||
<参考書> | |||
<授業計画の概要> | |||
1 社会科学としての経済学 2 不確実性下の人間行動 (1)不確実性とリスク (2)不確実性下の意思決定とリスク態度 3 意思決定と情報の経済価値 (1)確実性下の意思決定 (2)不確実性下の意思決定 4 情報非対称と逆選択,モラル・ハザード など。 これらのテーマに関連する具体的な事象が発生した場合は,随時それを取り上げることがあります。 そのため,授業計画の内容,順序を変更する場合があります。 |