【実習内容】

・妊婦の健康診査とアセスメントに基づいたケアや保健指導
妊娠初期、中期、1か月健診　各1例（継続事例を含む）
・妊娠の診断・諸検査（新患外来）などの見学
・継続事例の選定

１）保健指導の対象妊婦
(1)初回指導　新患受診後、初めての再来受診時
（妊娠8週以降でFHB（＋）確定後、大体妊娠11~16週が多い）
(2)中期指導　妊娠17~27週
　（胎児との相互作用､夫との関係）
(3)後期指導　妊娠28~40週
その他：妊娠中毒症、貧血、切迫流早産、合併症等のある場合、妊婦から希望のある場合は必要時個別指導を行う。
注意：里帰りしてきた妊婦や、指導対象者が多い場合には次回受診時に調整する。
指導の時期が遅れていることもあるので、予定日だけで見ないようにする。
継続事例の後期指導は、受け持ち学生が実施するように調整すること。

２）1日に学生が実施する個人指導は、原則として１例とする。

３）保健指導の候補者が決まったら、前日の午後に外来で予約カルテから情報収集をし、保健指導案を立案する。

４）母親学級の企画、実施、評価ができる。

≪妊婦の個別保健指導について≫

１）ケースの選定
　外来受診予約者リストより受診妊婦を把握し、分娩予約ノートから、保健指導の対象になりそうな事例の選定をする。
？事例選定後、計画の立案をする。
？立案に際しては、事例の状況がつかめるように背景・経過を添付する。
？立案後、担当教員から助言を受け修正する。
？指導計画の助言を指導当日の朝までに受けられるように提出し、その助産師または　担当教員の指導のもとに指導を実施する。
？指導実施後は、外来カルテの指導カードに記録し指導者に確認サインをしてもらう。
？指導記録は指導実施後3日以内には担当教員に提出する。

1. 助産学講義で使用した教科書･参考書