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授業科目名
小児看護学実習
担当教員
石川 眞里子/大山 建司
時間割番号
単位数
履修年次
期別
H004373 2 3 適宜
[学習目標]
小児は単に大人を小さくした存在ではない。成長発達の途上にあり、周囲の環境からさまざまな影響を受けながら,刻々とダイナミックに変化している。人として独自な人格をもち,社会の一員として尊重されるべき存在である。
 このことを基盤にして,本実習のねらいは,小児とその家族の健康問題を総合的に理解し,看護職者として必要な基本的な知識・技術・態度を習得することである。
看護学実習における一般目標は,以下の通りである。
1.小児の成長発達レベルや健康状態に応じた援助的な対人関係を形成するために努力することができる。
2.小児の健康維持・増進や成長発達に最適な環境とその調整について考え,行動化できる。
3.小児とその家族の健康問題を判断し,看護実践及び評価ができるようになるために基礎的な能力を習得できる。
4.小児の保健,医療,福祉チームにおける望ましい連携と協力について考え,小児看護の責務について認識できる。
5.自分の思考過程や看護観を明らかにし,言語的に表現し伝えることができる。
6.いろいろな人々との相互作用を通じて自己成長を図ることができる。
[授業計画]
実 習 計 画 
  *行動目標等の詳細は,『看護学実習要項』を参照して下さい。

 ・実施時期:4学年・前期(平成18年 6月 8日~平成18年 7月14日)
       :3学年・後期(平成18年10月12日~平成18年12月15日)
            :4学年・前期(平成19年 6月~平成19年 7月  予定)

  ・実習期間:3週間
  ・実習場所:町立保育園・私立保育園(7ヵ所)
       山梨医科大学附属病院小児科病棟
  ・主な実習内容:
   (1)保育園実習
    a.乳幼児との基礎的なコミュニケーション
   b.乳幼児の成長発達の特性と健康的な生活習慣の確立に向けた基本的な援助法
   c.乳幼児の健康維持・増進と保健管理
   d.乳幼児期に生じやすい事故と安全管理
   e.保育における養育者や地域の人々などとの連携,など
  (2)病棟実習
   a.受け持ち児との援助的な対人関係を形成するための基本
   b.受け持ち児とその家族に関わる健康問題の把握とその問題解決的アプローチ
   c.受け持ち児に必要な生活援助
    (栄養・食事,清潔・衣生活,排泄,遊びと休息等)
   d.小児看護における基礎技術の習得
   e.チーム医療における小児看護の責務と連携
   f.病棟における基本的な看護管理
[評価方法]
1.規定の出席日数を満たすこと
2.実習中の学習態度,看護に対する関心度・実践,実習記録やレポート等に基づいて,総合的に評価する。
[教科書]
  1. 注)講義の中で配布した資料をファイリングしておくこと
[参考書]
  1. 岡堂哲雄, 小児ケアのための発達臨床心理学, ヘルス出版,昭和58年., ISBN:4892690325
  2. 重症心身障害療育マニュアル, 医歯薬出版株式会社,1999., ISBN:4263234618
  3. 障害児理解の方法, 学苑社,1997., ISBN:4761485086
  4. 障害児・病児のための発達理解と発達援助 別冊発達22, ミネヴァ書房,1997., ISBN:4623027988
  5. 病いと共に生きる子どもの看護, メジカルフレンド社,2005., ISBN:4839212864
  6. 小児科 小児の看護  看護診断に基づく標準看護計画13, メィカルフレンド社,平成7年., ISBN:4839221138
  7. 小児の看護アセスメント, 医学書院,2001., ISBN:4260331159
  8. 改訂 小児生理学, へるす出版,1996., ISBN:489269214X
  9. こどものフィジカルアセスメント, 金原出版, ISBN:4307170474
  10. こどもの病気の地図帳, 講談社, ISBN:406206605X